360号(2020・6・30)

[対文協だより]

*2020年度・第53回定時総会
 日本対外文化協会の2020年度・第53回定時総会は、年明けからの新型コロナウィルスの感染拡大および緊急事態宣言の状況を鑑みて、書面議決の形式により執り行われた。2019年度の事業報告ならびに決算、2020年度の事業計画ならびに予算の各議案が書面により役員・会員各位に提案され、全会一致の承認を得て、書面議決による総会は終了した。

*第171回研究会を開催
 6月5日(金)午後6時から、対文協第171回研究会が駐日ロシア連邦大使館の協力により、初の試みとしてオンラインで開催された。今回のオンライン講演会の講師は駐日ロシア連邦特命全権大使のミハイル・ガルージン閣下で、「ロシアの対外政策とロ日関係について」と題し講演が行われた。ガルージン大使は「オンラインとは言え、お馴染みの皆さんに会えることを楽しみにしていました」と冒頭に述べ、現在の新型コロナウイルスに関わる困難な世界情勢について、ロシア側の立場も含めて、様々な角度からの見解を述べた。また、日ロ関係についても相互信頼に基づく協力関係が両国間に長年存在する平和条約のような複雑な問題を解決するための糸口であると述べた。様々な分野において日ロ友好関係に携わる多数の出席者が、画面越しに真剣に大使の講演を聴き入っていた。また講演後にはオンラインの質疑応答も取り交わされた。(本号特集参照)

[特 集]

第171回研究会(オンライン講演会)

テーマ:「ロシアの対外政策とロ日関係」

         講師:駐日ロシア連邦特命全権大使 ミハイル・ガルージン閣下

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇赤の広場で戦勝75周年記念軍事パレード <Gazeta.ru ’20.6.25>

◇「大統領をキョロキョロ探す必要はない」 <VEDOMOSTI ’20.6.22>

◇コロナ制圧でロ米の差は「拡大統治」の違い <VEDOMOSTI ’20.6.14>