主催:日本対外文化協会・東海大学
実施:ロシア語検定試験実行委員会

はじめに

~ ロシア連邦教育科学省認定 ロシア語検定試験 (ТРКИ - テ・エル・カ・イ) とは ~

 ロシア語検定試験は、外国語としてロシア語を学ぶ人のための、ロシア連邦教育科学省が認定する国家能力試験です。
         ロシア語表記:ТРКИ (Тест по руссому как иностранному)
         英語表記:TORFL (Test of Russian as foreign language )

 ロシア国籍を持たず外国語としてロシア語を学んでいる人は、だれでも受験する資格があります。習得したロシア語が実際、どのくらい活用できるのか、どのくらいコミュニケーションをとることができるのか、その能力を判定するものです。検定レベルは、学習歴の浅い順から入門レベル(ТЭУ/A1)、基礎レベル(ТБУ/A2)、第1レベル(ТРКИ-1/B1)、第2レベル(ТРКИ-2/B2)、第3レベル(ТРКИ-3/C1)、第4レベル(ТРКИ-4/C2)の6つの段階に分けられています。

 第1レベルに合格すると、ロシアの大学に入学できる語学力を持っていると判断されます。また第2レベルまたは第3レベル(専門によって異なります)に合格するとロシアの大学院に入学できる語学力を持っていると判断されます。第4レベルはネイティブと同等のレベルです。

 各レベルの試験は 作文、会話、語彙・文法、読解、聴解 の5科目からなります。
合格ラインは、5科目それぞれが66%以上です。全科目が基準点数に達すると、成績表とレベル認定証が授与されます。なお、4科目が66%以上でかつ、残り1科目が60%以上の場合も合格とみなされます。一度目の受験で基準点に達しない科目が2科目までの場合に限り、合格科目は2年間有効とされ、2年以内に不合格科目のみを再受験することができます。再受験で合格するとレベル認定証が授与されます。認定証はロシア以外でも通用します。

 当協会では子供のためのロシア語検定試験ビジネスロシア語検定試験も実施しています。

 ロシア語検定試験の受験を希望する方は、ウェブ申込書に必要事項を記入のうえ、当協会宛に送信してください。

 ロシアは過去の試験問題を公表していませんが、出題形式は多少の変更はありますが、大きくは変わっていませんので、見本のテストや公開テストを参考に勉強するのが、効果的です。見本のテストは市販されています。当協会の見本テスト・公開テストのページもご覧ください。

   
※日本対外文化協会はサンクトペテルブルグ国立大学よりロシア語検定試験において、パートナー認定を受けている。