358号(2020・1・31)

[対文協だより]

*2020年新春賀詞交歓会を開催
 日本対外文化協会2020年新春賀詞交歓会が1月27日午後6時から霞が関ビルの東海大学校友会館で開催された。対文協の役員、会員をはじめ来賓、在京大使館員、関係者、留学生ら約140名が出席、2時間にわたって2020年新春のお祝いを行った。
 松前達郎会長が年頭の挨拶を述べ、来賓の駐日ロシア連邦 ミハイル・ガルージン特命全権大使がお祝いの挨拶を述べ、駐日ブルガリア共和国 ボリスラフ・コストフ特命全権大使の乾杯で祝賀会が始まった。会場では新年のあいさつを交わす風景があちらこちらで見られ、また東海大学の外国人留学生の参加もあり、多くの人々の交流が行われた。
<松前達郎会長あいさつ>
 明けましておめでとうございます。
 今日は、2020年の新春賀詞交歓会に大使、大使館員の皆様、会員・役員の皆様また関係団体の皆様がこのように多く参加くださり有難うございます。
 今年はオリンピック・イヤーです。東京で2度目のオリンピック・パラリンピックがこの夏に開催されます。1964年に開催された東京オリンピックから56年になります。それは殆ど対文協が歩んできた年数と同じです。
 対文協は1965年に準備段階を経て66年1月10日に創立となりました。今年で55年目となります。この間の歴史を見れば世界がどれほど大きく変化したか、ここにご出席の多くの皆さんは実感するところだと思います。
 確かに便利になった。豊かになったかもしれません。しかし、平和な世界になっているとは言えません。むしろ近年は複雑に絡み合った緊張した状態で不安定さは増していると思うところであります。
 こうした中では相互に信頼し理解を深めて行くことはなお一層重要なことであります。対文協は創立以来、一貫して諸外国との相互理解の促進と平和な世界の実現に向けた活動を基幹としてきました。元号も令和になり最初の新年を迎え、気持ちも新たに粘り強く草の根の活動をして参る所存です。
 2020年の年頭にあたり、変らぬご支援とご鞭撻をお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。

*第169回研究会を開催
 12月12日(火)、対文協第169回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。研究会はインベロ・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長、ロシア連邦タタルスタン共和国在日通商代表 アブジケエフ タメルラン 氏を講師に招き、「日ロビジネスの現状と展望」と題し講演が行われた。アブジケエフ氏は自身の日本やアメリカでの幅広い経験を基に、日本とロシアのビジネスについて、ロシア人ならではの視点から現状と展望などについて、興味深い公演を行った。(本号特集参照)

*新春日ロ交流のつどい2020
 1月29日、午後6時から駐日ロシア連邦大使館にて「新春日ロ交流のつどい2020」が開催された。主催はNPO法人日ロ交流協会、NPO法人日本・ロシア協会、対文協の3団体で、後援は駐日ロシア連邦大使館。第一部では日ロ文化交歓会としてロシア大使館児童合唱団のロシアンカによるコンサートが披露され、第二部では新春祝賀会の宴が催された。対文協から渡邉隆司事務局長が出席した。

*日露群像出版記念パーティー
 12月17日、午後6時から都内にて、「日露異色の群像」の第3弾となる『続々 日露異色の群像30-文化・相互理解に尽くした人々』の出版を記念した祝賀会がロシア文化フェスティバル日本組織委員会の主催で開催された。対文協から渡邉隆司事務局長が出席した。

*新春日ロ交流のつどい2020
 1月17日(金)18時から、ロシアNIS貿易会の「令和2年新春懇親パーティー」が如水会館で開催された。ロシア・NIS諸国との関係者が多く出席し、年頭の賀詞交換が行われた。対文協からは渡邉隆司事務局長が出席した。

[特 集]

第169回研究会

「日ロビジネスの現状と展望」

      インベロ・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長
         ロシア連邦タタルスタン共和国 在日通商代表
                   アブジケエフ タメルラン

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇1月革命-プーチン大統領の国家権力再分割 <Kommersant ’20.1.16>

◇ミシュスチン内閣の閣僚名簿 <VEDMOSTI’20.1.21>