355号(2019・10・4)
[対文協だより]
*2019年度「第20回ロシア語検定試験」を実施
2019年度「第20回ロシア語検定試験」(東海大学、日本対外文化協会主催)が8月22日(木)から25日(日)の四日間、東海大学高輪キャンパスを会場にサンクトペテルブルク国立大学 ドゥビーニナ・ナデージュダ試験官のもと、実施された。試験は初級の入門レベルから最上級の第4レベルまでの6段階の検定試験に加えて、子供のためのロシア語検定試験、ビジネスロシア語検定試験、総合試験も同時に実施され、出願者数は子供を含めて159名だった。四日間の試験は無事に終了した。
*第166回研究会を開催
9月24日(火)、対文協第166回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。研究会は元ロシア国営情報通信社 日本語チーフ・アナウンサー 日向寺 康雄 氏を講師に招き、「ロシアの国営放送に30年勤務して」と題し講演が行われた。日向寺氏は1987年にロシア国営放送に勤務を開始されて以降、30年間にわたるロシアでの日向寺氏ならではの勤務経験や特別な思いを語った。会場には専門家、ジャーナリスト、リスナー、学生などの聴衆が集まった。(本号特集参照)
*日本ブルガリア経済セミナー
9月20日(金)、駐日ブルガリア共和国大使館と日本ブルガリア交流協会主催、東海大学の特別協賛のもと、日本ブルガリア経済セミナーが東海大学高輪キャンパスにて開催された。今年は日本とブルガリアの交流開始110年、外交関係樹立80年、外交関係再開60年という3つの周年を迎え、本セミナーも記念行事の一環として開催された。開会にあたり、ボリスラフ・コストフ駐日ブルガリア共和国大使や茂木敏充外務大臣などが挨拶、続いて吉川直人東海大学副学長が挨拶した。またセミナーではリリヤ・イヴァノヴァ経済省副大臣の基調講演をはじめ、両国からビジネス関係者が講演を行った。セミナー後には懇親会も開催されるなど、両国の活発なビジネス交流の場となり、本セミナーは成功裏に終了した。対文協は本セミナーのサポートを行った。
*瑞雲書道会「第4回ウラジオストク書道教室」に協力
9月23日(月)から9月27日(金)まで、瑞雲書道会(松前達郎会長)は、曽田成則理事長を団長とし、14名の代表団がウラジオストクを訪問した。4回目となる今年の瑞雲書道会書道交流の旅では、9月25日(水)に国立経済サービス大学付属博物館にて第4回ウラジオストク書道教室が開催された。今回のプログラムでは書道のデモンストレーションやひらがな、漢字の成り立ちや和歌の説明、書道体験など充実した内容で実施された。また今回は、在ウラジオストク日本国総領事館が開催する「日本の秋」の催しの一つとして、外務省の後援を得ての開催となった。対文協は現地との連絡・調整等、協力を行った。
[特 集]
第166回研究会「ロシアの国営放送に30年勤務して」
元ロシア国営情報通信社 日本語チーフ・アナウンサー 日向寺 康雄
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ロ米外相による国連会談は物別れ <Vedomosti ’19.9.24>
◇ゼレンスキー大統領が人質交換を実現 <Kommersant.ru ’19.9.9>
◇米スパイがクレムリンで五年勤務していた <Vedomosti ’19.9.11>
◇ロシアと中国の貿易倍増と合同軍事演習 <Kommersant ru ’19.18~19>
◇今年のロシア地方選挙は政権側が圧勝 <Vedomosti ’19.9.8~12>