349号(2018・11・8)
[対文協だより]
*第161回研究会を開催
10月22日、対文協第161回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。研究会は 日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部主幹(ロシアCIS担当)梅津 哲也 氏を講師に招き、「ロシアの外食産業の現状と動向-日本との関係」と題し講演が行われた。梅津氏はロシアの概況、経済の現状を紹介したあと、美食の国となっている現代のロシアの外食のトレンドやレストランビジネス、日本食の動向、ロシアへの外食産業進出における課題などについて、多数の資料を用いわかりやすく具体的な講演を行った。(本号特集参照)
*東海大学が極東連邦大学ニキータ・アニシモフ総長に名誉学位を授与
今年5月に東海大学とウラジオストクの極東連邦大学の間で相互オフィス設置に関して、基本合意が成されたことを受け、9月に極東連邦大学内に東海大学オフィスを開設、次いで先の10月29日には東海大学内に極東連邦大学オフィスを開設した。同日、霞が関ビル・東海大学校友会館ではオフィスのオープニング記念セレモニーに続き、山田清志東海大学学長より、極東連邦大学ニキータ・アニシモフ総長へ今年8月に実施された東海大学海洋調査実習船「望星丸」によるウラジオストク研修航海への協力、この度の相互オフィス開設への尽力などの功績を讃え、名誉博士(理学)学位が授与された。名誉学位授与式典後には、「極東連邦大学―アジア太平洋地域において」と題し、ニキータ・アニシモフ総長による特別記念講演会が行われた。セレモニーにはロシアのユーリ・トルトネフ副首相、ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使をはじめ日ロ両政府、両大学関係者らを中心に多くの来賓が出席、また日ロの大学生らも出席した。対文協は東海大学との共催で特別記念講演会を開催した。
*ガスプロム教育センター代表団が来日
ロシア・ガスプロム教育センター(モスクワ市)の教職員6名、生徒10名から成る研修団が10月25日より10月29日までの滞在日程で来日した。代表団は東海大学との協定に基づく学校交流を目的とする研修団で、2008年以来、日本とロシア相互に訪問し合い、学術・文化における学校間交流を続けている。一行は10月26日に東海大学付属高輪台高校を訪問し、自国の文化紹介を行い、教職員、生徒間による活発な交流を行った。各地で日本の文化に触れた一行は10月29日に帰国した。対文協から職員が同行、通訳等の支援をした。
*日ロ学生会議第30回報告会
日本・ロシア学生会議は日ロ両国の学生が毎年相互に行き来し、会議を通じて意見交換をして、両国の相互理解と信頼関係を構築することを目的とした学生団体である。本年8月10日から28日まで、モスクワ、ハバロフスクから学生が東京を訪問し、学生間の会議や文化体験等を行った。10月28日、15時から都内の大学でこの訪問に関する報告会が行われた。当会議の後援団体である対文協からは、渡邉隆司事務局長(日ロ学生会議顧問)が出席した。
*「国際フォーラム:教育、科学、ロシア語に関する日ロ交流の焦眉な問題」の開催
10月18日より19日まで、駐日ロシア連邦大使館にて「国際フォーラム:教育、科学、ロシア語に関する日ロ交流の焦眉な問題」が開催された。これは2018年の日ロ交流年の一環として、ロシア連邦交流庁が主催。ロシア大使館およびロシア連邦交流庁が文化、学術交流の機会として開催したもの。ロシアと日本のそれぞれの教育機関、大学および研究所の代表者が参加し、交流を深めた。対文協から渡邉隆司事務局長ほか職員が参加した。
*ブルガリアフェア
10月20日、10時30分から毎日ホールにてブルガリアフェアが開かれた。ブルガリアの多方面に渡る紹介を目的とし、日本ブルガリア協会が主催。日本語弁論大会優勝者 ガブリエラ・スタイコヴァさんのスピーチや最新のブルガリアの世界遺産と観光・ユネスコ文化都市プロヴディフの紹介などが行われた。懇親会ではブルガリアの民族音楽演奏会が演奏され、三段目力士虎来欧も参加し花を添えた。対文協から渡邉隆司事務局長(日本ブルガリア協会常任理事)が出席した。
[特 集]
第161回研究会「ロシアの外食産業の現状と動向-日本との関係」
日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部主幹(ロシアCIS担当) 梅津 哲也
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇プーチン大統領支持率は66%を維持 <Kommersant ’18.10.25>
◇ロシアはビジネス環境ランキング31位に <Vedomosti ’18.10.31>
◇沿海地方とハカシア共和国の知事選続く <Vedomosti ’18.10.18,19>
◇武器輸出は経済制裁下で最大の伸び <Vedomosti ’18.11.1>
◇ロシアのインターネットは自由度低下 <Vedomosti ’18.11.1>