331号(2016・11・30)
[対文協だより]
*第146回研究会
11月14日(月)、対文協第146回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。研究会はJapan-World Trends代表 河東哲夫氏を講師に招き、「トランプはジョーカーか、それともエースか―トランプとロシア、そして日ロ関係―」と題して講演が行われた。ソ連時代からロシア移行期の激動の時代を外交官として活躍され、また現在も国際ブログにて分析・評論を発信する河東講師は、最新の国際情勢を含めた幅広く豊富な内容の講演を行った。
(本号特集参照)
*ナザルバエフ・カザフスタン共和国大統領名誉学位授与式
11月8日(火)、東海大学高輪キャンパスにてカザフスタン共和国のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領に東海大学名誉博士(工学)の学位授与式が執り行われた。名誉学位は1991年に大統領に就任以来、理工系を重視した教育研究を通じ、国の近代化や日本との学術交流および友好関係を促進してきたナザルバエフ大統領の功績に対し、贈られた。対文協は通訳、翻訳などのサポートを行った。
*ガスプロム教育センター代表団が来日
ロシア・ガスプロム教育センターの教員5名、生徒10名から成る研修団が10月30日より1週間の滞在日程で来日した。代表団は東海大学との協定に基づく学校交流を目的とする研修で、一行は東海大学湘南キャンパスを訪問、また、東海大学付属浦安高校では、自国の文化紹介を行うなど活発な交流を行った。各地で日本の文化に触れた一行は11月5日に帰国した。対文協から工藤久栄職員が同行、通訳等の支援をした。
*第28回日ロ学生会議報告会
2016年度・第28回日本ロシア学生会議報告会が11月19日(土)、18時より東海大学校友会館(霞が関ビル35階)にて開催された。報告会では先の8月2日から23日まで、ロシア極東のハバロフスクとウラジオストクより16名の学生が訪日して行われた本会議や新潟訪問、在日ロシア大使館訪問などの報告と、年間を通しての活動(定例会・語学学習・勉強会)も併せて報告された。また学生の視点からのパネルディスカッションも行われ、会場は熱気に包まれていた。報告会には会員のほかOB、OGや後援団体関係者など多数が参加し、対文協(後援団体の一つ)からは渡邉隆司事務局長(同学生会議顧問)が出席した。
*ブルガリアフェア
11月12日(土)、11時より日本ブルガリア協会(松前達郎会長)主催の「ブルガリアフェア」が東京・代々木にて開催された。会場ではオープニングセレモニーに続き講演、ブルガリアの音楽演奏や物産展などブルガリア文化を肌で感じるプログラムとなっていた。対文協からは渡邉隆司事務局長(同協会常任理事)が出席した。
[特 集]
第146回研究会より
トランプはジョーカーか、それともエースか
―トランプとロシア、そして日ロ関係―
Japan-World Trends代表 河東哲夫
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇昔からの友人と新しい崇拝者 <Kommersant.ru 16.11.21>
◇理解を超えたウリュカエフ事件 <VEDMOSTI 16.11.21>