330号(2016・10・30)
[対文協だより]
*第145回研究会
10月26日(水)、対文協第145回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。研究会は日露経済交流コンサルタントの朝妻幸雄氏を講師に招き、「ロシアの最近の経済状況と今後の日ロ経済関係」と題して講演が行われた。最近のロシア経済の状況や見通し、また今後の日ロ経済関係の展望と期待などについて様々なデータと駆使したパワーポイントを用いて説明した。
(本号特集参照)
*日ロフォーラム
10月17(月)、日ロ国交回復60周年記念「日ロフォーラム」が駐日ロシア大使館に於いて開催された。本フォーラムはこれからの60年-日ロ新時代の展望をテーマに日本及びロシアからのパネリストが発表した。対文協からは渡邉隆司事務局長が出席した。
主催:NPO法人日本・ロシア協会/駐日ロシア連邦大使館
*ヘダ号再建シンポジウム
10月1日(土)、幕末に日本で最初の洋式帆船建造となった「ヘダ号」の再建に向けたシンポジウムが沼津市(静岡県)で開催された。日ロ交流の原点と言えるヘダ号建造にまつわる講演が造船の専門家と地域史の研究家によって行われ、対文協からは渡邉隆司事務局長が出席した。主催:ヘダ号再建プロジェクト会
[新刊紹介]
『外交交渉回想――沖縄返還、福田ドクトリン、北方領土』 枝村純郎 著
吉川弘文館発行 定価:3,800円 (+税)
第一章 黎明期の戦後日本外交と私
第二章 沖縄返還問題 への取り組み
第三章 「福田ドクトリン」――理念主導の対ASEAN外交
第四章 フォークランド紛争における日本の対応
第五章 アサハン・アルミ対日輸出停止問題
第六章 激動のなかのソ連―1990年~91年
第七章 新生ロシアと向き合う―1991~94年
第八章 北方領土交渉と情報操作
第九章 尖閣問題――国際広報は安全保障の一環
*吉川弘文館は歴史学術書専門の出版社ですが、この本はお堅い内容ではありません。
外交にかかわるエピソードを散りばめた気楽な読み物です。(著者)
[特 集]
第145回研究会より
ロシアの最近の経済状況と今後の日ロ経済関係
日露経済交流コンサルタント 朝妻幸雄
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇プーチン大統領がバルダイ・クラブで講演 <kommersant.ru ’16.10.27>
◇NATOが対ロ防衛軍の編成を決定 <kommersant.ru ’16.10.26>
◇「ノルマンディー4か国」首脳会議開く <kommersant.ru ’16.10.19>
◇キリエンコ元首相が大統領府第一副長官 <ブラースチ誌 10月10日号>