325号(2016・5・31)

[対文協だより]

*2016年度・第49回定時総会開く
 日本対外文化協会の2016年度・第49回定時総会は5月30日午後4時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で、松前達郎会長はじめ、役員、会員77名(内委任状出席24名)が出席、2016年度理事会(出席34名、内委任状13名)と合わせ開催した。
 総会に先立ち昨年総会以後物故された松前紀男顧問、森本忠夫顧問の冥福を祈り、全員で黙祷を捧げた。開会のはじめに松前達郎会長があいさつ、「日本対外文化協会は1966年1月10日に創設され、今年の1月で満50年を迎え、今年度は51年目に入ることになる。この半世紀、ロシアを始め東欧諸国との相互理解と友好親善の発展に努力してきた。その中で『東海大学の調査船のウラジオストク訪問』とその後直ちにウラジオストクで開かれた『環太平洋学長・研究所長会議』の歴史的役割が思い出深い。当時、対文協が行ってきたソ連との交流で培ってきた人的信頼関係が、大きな役割を果たしたことは言うまでもありません。どのように時代や環境が変わっても、お互いが理解し信頼関係を発展させるためには、それを受けとめる精神的な主柱となる理念や信念が必要である。対文協は創立以来、一貫とした理念の基に友好親善と相互理解の発展に努めてきた。51年目に入る今年は気持ちも新たに、初心に戻り、民間でなければできない交流を通して、一歩一歩前進して行きたいと思っている。皆さんのご支援とご協力をお願いします」と述べ、議長に松前義昭副会長を選出し、議事を進行、2015年度事業・決算・監査の報告事項を一括承認の後、2016年度の事業計画ならびに予算計画を審議、全会一致で承認された。次いで第25期役員の追加提案があり、承認がされ、閉会した。
[新役員]◇監事 新井義一(秀和ビルメンテナンス株式会社代表取締役会長)◇常務理事 吉川直人(東海大学副学長)

*瑞雲書道会がウラジオストクを訪問
松前達郎対文協会長が会長を務める瑞雲書道会が「ロシア極東書道文化交流の旅」を計画、曽田成則瑞雲書道会理事長ほか10名の代表団が、5月8~12日の日程で、ロシア・ウラジオストク市を訪問した。5月10日にウラジオストク国立経済サービス大学を訪問し、書道体験教室を通して、ロシア人への日本文化の理解を深めた。催しには同大学のテレンティエワ T・V学長も出席し、書道教室は日本語や日本文化に関心の高いロシア人が多数参加し、大盛況であった。対文協は現地との調整を行った。

[特 集]

   中国「一帯一路」構想とロシア
   ユーラシア経済圏とシルクロード経済帯のロ中協力協定調印一年
                       <ブラースチ誌 5月9日号>

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇安倍首相、クリール問題の新思考提案  <Kommersnt.ru 2016.5.7>

◇ロシアとASEAN首脳のモスクワ会談  <Kommersant.ru 2016.5.20>

◇クリミア返還の期待薄れるウクライナ  <gazeta.ru 2016.5.21>