315号(2015・7・31)

[対文協だより]

* 第135回研究会開く

 7月13日に対文協第135回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。第135回研究会はNHK解説委員の山内聡彦氏を講師に招き、「ゴルバチョフが語る冷戦終結の真実とウクライナ危機」と題して講演が行われた。冷戦終結の立役者ゴルバチョフ元大統領にNHK取材班がインタビューに成功し、そこから見えてくるウクライナ問題の解決の道について、山内氏は実際に放映された映像を交えながら語った。(本号「特集」参照)

* ディアナ号慰霊祭に参加

 7月18日(土)、静岡県沼津市戸田地区では、毎年、プチャーチン提督の乗艦ディアナ号が津波による大破により乗組員500名を戸田に収容し、亡くなった乗組員の供養が地元の人々によって行われている。今回は戸田地区からの招待で東海大学にロシアから交換留学生として来日中の学生3名が供養祭に出席、対文協からは渡邉隆司事務局長が同行した。同日は「戸田港まつり」も開催され、開会式にも参列。参加したロシア人留学生は戸田とロシアの歴史的関係を学び、理解を深めることができた。

[新刊紹介]

◇『諜報の現代史 政治行動としての情報戦争』 植田 樹 著 (彩流社) 定価:3,500円(+税)

 主要国の諜報や情報活動を国際政治や政治権力との関わりの中で洗い出し、安全保障政策としての情報戦略、諜報戦の実態と将来像を古今の事例を上げて明かにしている

[特 集]

「ゴルバチョフが語る冷戦終結の真実とウクライナ危機」
                  NHK解説委員 山内 聡彦

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 「ウクライナ」妥協を探るロシアと西側 <kommersant.ru. 7

◇ ガイダル女史がウクライナの州副知事に <gazeta.ru 7.17>

◇ BRICS新開発銀行の創設と目的 <kommersant.ru-vlasti 7.20>

◇ ロシア1/6の家庭に忍び寄る貧困の影 <gazeta.ru 7.23>