294号(2013・10・31)

[対文協だより]

* 第121回研究会開く

 第121回研究会は講師に法政大学法学部教授の下斗米伸夫氏を招いて、10月16日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。「プーチン・ロシアの対外観-バルダイ会議に参加して」と題し講演が行われた。下斗米氏はこの9月に開催された国際報道専門家会議に参加し、そこから見えてくるプーチンの対外政策などを中心に、それに留まらずに幅広く最新の情勢を独自の視点から語り、多くの参加者の関心を呼んだ。(「特集」参照)

*日本ブルガリア協会祝賀会

 10月16日、在日ブルガリア共和国大使館において、今年4月にソフィアで行われた日本語弁論大会優勝者マリア・マリノヴァさんを迎えての懇親会と猪谷晶子日本ブルガリア協会理事長の外務大臣表彰受賞の祝賀会が行われ、対文協からも藤井弘顧問、濱田靖子常務理事が参列した。
 
*2013年日ロ学生会議報告会

 2013年・第25回日ロ学生会議(伊澤元泰・実行委員長)が8月6日から19日までロシア極東のハバロフスクとウラジオストクで行われたが、その報告会が10月19日午後2時から新宿区・ホテルローズガーデンで開かれた。今回は伊澤委員長以下関西地区からの3名と合わせ11名が参加、現地の学生(ウラジオストク9名、ハバロフスク13名)と交流、本会議と政治、経済、文化・イメージ、社会問題の四つの分科会を開き、政治では日本・ロシア国民の政治環境について、経済では欧州型からロシア極東への産業パラダイムについて、文化では両国の文化比較から考える価値観と国民性について、社会問題では、タバコ、IT、人口問題について、それぞれ次世代を担う立場から活発な意見交換、討論が行われ、本会議では日ロ学生会議が「日ロの懸け橋となる」ことを確認したことが報告された。
 会議の後、専門家を迎えての「日本ロシア極東相互発展シンポジウム」開かれた。

*日露友好団体意見交換会

 10月20日、日露青年交流センターがロシアにおいて日露の民間交流や日本文化の紹介などの活動を行っている諸団体の若手代表者25名を招聘し、「日露関係の更なる強化のため双方の友好団体ができること」と題した意見交換会及びレセプションが開催された。対文協からも職員が参加し、対文協の活動内容を紹介した。

[特 集]

「プーチン大統領の対外観」 ―バルダイ会議に参加して―
                  法政大学教授  下斗米 伸夫

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 宇宙産業トップに自動車会社社長を起用 (コメルサント紙 10月7日)

◇ 極東開発めぐりイシャエフ担当相更迭さる (コメルサント紙 9月2日)

◇ 上海協力機構、ロシアの「シリア」提案支持 (コメルサント紙 9月14日)

◇ 北極海防衛ノボシビルスク軍事基地復活 (コメルサント紙 9月17日)

◇ 「連邦科学庁」に科学アカデミー猛反発 (コメルサント紙 9月30日)

◇ スルコフ元大統領府次官が補佐官に復帰 (コメルサント紙 9月21日)

◇ プーチンの乗り物 (論拠と事実 No.21,40より抜粋)

◇ 年金生活者に快適な場所 (論拠と事実 No.41)