292号(2013・8・30)

[対文協だより]

*2013年度ロシア語検定試験実施

 2013年度第12回「ロシア語検定試験」(ロシア連邦教育科学省認定)は8月23、24、25日の三日間、港区高輪の東海大学高輪校舎で行われた。サンクトぺテルブルク大学より派遣されたタチアナ・シュートワ、マリーナ・ルシュコフスカヤ両公認試験官のもと日本対外文化協会ロシア語検定試験実行委員会と東海大学が主催者で実施された。
 今回の検定は入門レベルから第4レベルまでの6段階と子供のためのロシア語検定試験に加え、ビジネスロシア語検定試験も初めて実施された。受験者は子供を含めて106名と昨年を上回る数となった。
  
*第120回研究会開く

 第120回研究会は講師に朝鮮問題研究家の菱木一美氏を招いて、8月6日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。「停戦協定60周年の北朝鮮と東アジア情勢」と題し講演が行われた。停戦協定60周年記念式典に招かれた日本代表団の一員としてピョンヤンを訪問した菱木氏は、「祖国解放戦争勝利60周年」を祝う金正恩第一書記の自信にあふれた表情や一連の記念行事に参加して肌に感じる最近の北朝鮮の現状などを画像をまじえ詳細に報告、参加者の関心を呼んだ。
  
*第25回日ロ学生会議結団式

 2013年度・第25回日本ロシア学生会議(日本外交協会、日本対外文化協会、日ロ友好フォーラム21ほか協力・後援)は8月5日から19日の3週間にわたり、ロシア極東のウラジオストクとハバロフスクで開催されるが、その結団式が8月3日午後6時から新宿区早稲田の奉仕団会館で行われた。会議は東アジアの平和を目標に「日本とロシアの今後の関係発展」をコンセプトに、環境・自然保護、伝統文化の交流、日ロの政治・経済交流の展望など新しい思考によるディスカッションを行う。日本からは関西圏の4名を含む11名が参加、ホームステイなど市民交流を行う予定。

[特 集]

「停戦協定60周年の北朝鮮と東アジア情勢」
                  朝鮮問題研究家・広島修道大学名誉教授 菱木 一美

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ スノーデン亡命でロ米首脳会談見送り (コメルサント紙 8月8日)

◇ ロシアのサイバー安保政策大綱決定 (コメルサント紙 8月1日)

◇ 有罪判決のナヴァリヌイ被告を一時釈放 (コメルサント紙 7月20日)

◇ ダゲスタン大統領が内閣を総辞職させる (コメルサント紙 7月23日)

◇ カザンで歴史教科書統一化に強く反発 (コメルサント紙 7月17日)

◇ 科学アカデミー改革案をめぐり大荒れ (コメルサント紙 7月9日)

◇ 英雄たちの娯楽 (論拠と事実 No.13)