279号(2012・7・31)

[対文協だより]

*第111回研究会開く

 7月の研究会は7月12日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。「プーチンのロシアはどこへ」と題して、産経新聞論説委員の佐藤貴生氏が講演を行った。佐藤氏はモスクワ支局長として3年9カ月の任期を終え帰国したばかりで、ロシア下院選および大統領選における反政府デモの実態やプーチン大統領復帰による新しいタンデム体制と日ロ関係の行方にについて、モスクワと東京の温度差を指摘、楽観的思考は慎むべきだと述べ、参加者の関心を呼んだ。

*ウラジオストクの極東連邦大学副学長2名が来日

 7月30日、ウラジオストク極東連邦大学のヴァトゥーリン財務担当副学長とフジャートフ国際担当副学長次長が来日、山田清志東海大学副学長(対文協専務理事)、旦祐介東海大学国際戦略本部副本部長(対文協理事)、山下万里子東海大学名誉教授(対文協理事)と今後の交流に関して打ち合わせを行った。対文協からも工藤職員が同行し、打ち合わせのサポートを行った。

[特 集]

◇ 「プーチンのロシアはどこへ」
     産経新聞外信部記者兼論説委員 佐藤 貴生 氏

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 6/12デモに「新集会法」は発動されず (ブラースチ誌 6月18日号)

◇ 世論調査、市民は政権への不信感を抱く (コメルサント紙 6月26日)

◇ イシャエフ極東発展相の権限は縮小 (コメルサント紙 6月28日)

◇ 露中が上海協力機構首脳会議で主導権争い (コメルサント紙 6月6日)

◇ 共和党と人民自由党の合同大会開く (コメルサント紙 6月18日)

◇ 日本の原子力潜水艦解体基金を着服 (コメルサント紙 6月30日)

◇ 連邦保安局大佐がスパイ罪で18年の刑 (コメルサント紙 6月7日)

◇ 憲法裁、国家機密保持者に出国を認めず (コメルサント紙 6月8日)

◇ ここはロシアだ (ブラースチ No.12)