269号(2011・9・30)

[対文協だより]

*第104・105回研究会開く

 対文協の第105回研究会は講師に独立非営利法人・日本センターの朝妻幸雄前所長を迎え、9月16日午後6時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。朝妻氏は2001年から10年間にわたりモスクワをはじめサンクトペテルブルクやニジニノブゴロドのほか極東3都市おかれた「日本センター」の統括者としての経験をふまえ、「ロシアから見える日ロ経済関係と今後の展望」と題して講演、日本センターの活動内容と投資を含む日ロ間の貿易促進、経済交流の必要性を強調、参加者の関心を呼んだ。(次号に掲載予定)
 なお、104回研究会は8月22日、久々に外務省の小寺次郎欧州局長を迎えて、「日ロ関係とロシアの国内情勢」と題し講演と質疑が行われた。(別項・特集参照)

*山田清志東海大学副学長(日本対外文化協会専務理事)がモスクワ大学名誉教授に

 9月1日、モスクワ大学入学式において山田清志東海大学副学長(対文協専務理事)にモスクワ大学サドーヴニチィ総長より名誉教授記とメダルが授与された。東海大学とモスクワ大学は1974年から学生・教員の相互派遣など長年に亘り交流を続けてきている。対文協は両大学の交流に当初より協力、支援を行ってきた。 この機に合わせて対文協より渡邉隆司事務局長と工藤久栄職員がモスクワを訪問し、モスクワ大学関係者やガスプロム教育センター関係者と交流促進について意見交換を行った。

《新刊紹介》

◇『Маленькие японские хитрости - 日本人の知恵袋』I、II、III
 遠藤 紀子著(価格:各1,050円)
 日本の主婦達の間で何世代にも亘り伝えられてきた数々の知恵をまとめた本です。
 ロシア語と日本語が併記されており(IIIのみロシア語版)、現在、モスクワの書店で好評販売されています。
 日本で購入を希望される方は以下の(有)イ・エヌ・インターナショナルまでメールまたは電話にてご連絡ください。

        (有)イ・エヌ・インターナショナル
         住所:〒160-0011 東京都新宿区若葉1-6 エンゼルボックス102
         電話:03-5919-2653 FAX:03-5916-2654 Email:eni@e-n-inter.jp

[特 集]

◇ 「日ロ関係とロシアの国内情勢」
            ―小寺 次郎・外務省欧州局長 2011年8月22日研究会講演要旨―

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 大統領が12月4日の下院選実施に署名 (コメルサント紙 8月30日)

◇ 首相はハーレー・ダビッドソンで登場 (コメルサント紙 8月30日)

◇ 中央アジア諸国が「反カラー革命」で結束 (コメルサント紙 8月13日)

◇ ペテルブルク市長にポルタフチェンコ氏 (ブラースチ誌 8月29日号)

◇ 大西洋海底資源開発にロシアが初参入 (コメルサント紙 8月5日)

◇ 最高検も故マグニツキー弁護士の再捜査 (コメルサント紙 8月2日)

◇ アエロフロート・ロシア航空のグルメ (論拠と事実 No.35)