257号(2010・9・31)
[対文協だより]
※ 対文協研究会開く
第96回研究会は元外務省欧亜局長で京都産業大学世界問題研究所長の東郷和彦教授を講師に迎え、9月3日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。東郷教授は映像による北方四島の現状を紹介。「日ロ外交交渉の歴史と展望」と題して一時間にわたり講演、北方領土問題解決について、過去の経緯を語り厳しい状況にあることを強調、大事なのは国民の意識で、それをなんらかの形で反映させ、政府はもっと危機感をもって対応すべきだと述べた。
2001年まで欧亜局長として日ロ交渉の最前線に携わっていた東郷教授の話だけに関心も高く、感慨をこめた熱弁に参加者は熱心に聞き入っていた。(特集の項参照)
※ 第22回日露学生会議報告会
2010年度・第22回日本ロシア学生会議(JRSC)の報告会が9月10日午後1時半から千代田区・上智大学426教室で行われ、森重麻子委員長(上智大3年)の総括報告に次いで、「メキシコ湾石油流失事故」「アルコール依存問題」「エイズ・ドラッグ問題」「環境問題」の各分科会報告を行われた。
今回の会議は日本側12名、ロシア側はハバロフスク組6名、ウラジオストク組9名が参加、8月15日から30日の二週間にわたり、代々木の国立青少年オリンピック記念総合センターを主会場で開催、会期中ホームスティなどで交流を深めた。
※ 2010年度秋学期留学生歓迎会
2010年度のモスクワ大学、フンボルト大学の協定交換留学生ほか10の国や地域からの東海大学への留学生75名の合同歓迎会が、9月22日夕東海大学湘南キャンパスのコムスクエア大ホールで開かれ、同大国際教育センター所長の内田裕久教授の歓迎と激励のあいさつに引き続き、担当教師を交えて和やかな歓談、交流が行われた。
[特 集]
◇ 「日ロ外交交渉の歴史と展望」
京都産業大学教授・世界問題研究所所長 東郷 和彦
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ 猛暑と干ばつ火災の被害は150億ドル (コメルサント紙 8月10日)
◇ ダゲスタンで内務省編成軍大隊を投入 (コメルサント紙 8月13日)
◇ ホドルコフスキー拘留3カ月延長 (コメルサント紙 8月17日)
◇ 米ロがチュコトカ・アラスカ公園を計画 (コメルサント紙 8月25日)
◇ モスクワで夜間、強い酒の販売を禁止 (コメルサント紙 8月19日)
◇ 高校生の快楽 (論拠と事実 No.36)