251号(2010・3・30)

[対文協だより]

※ 山下泰裕東海大教授訪ロ
    
 柔道の山下泰裕・東海大学体育学部長(対文協常務理事)が、3月12日に対文協と交流のあるモスクワ市・ガスプロム教育センターを訪問し、全校生徒に向け講演した。そのあとマスタークラスで、柔道を行う生徒を相手に実技指導を行い、柔道を通じて交流を深めた。また今回の柔道交流には山下氏が主宰する柔道教育ソリダリティーの浅井信幸理事らのほか山田清志東海大学副学長(対文協専務理事)と橘克子対文協職員も参加した。

なお一行は、このあとサンクトペテルブルクを訪問、山下氏は15日プーチン首相と会見した。

※ ブルガリア・ナショナルデー 
   
 ブルガリア・ナショナルデーを祝うレセプションが、3月2日正午から渋谷区代々木のブルガリア大使館・大使公邸で行われた。リュボミル・トドロフ新大使による初の公式行事とあって、在京各国大使をはじめ日本側からは政官経各界のほか各民間交流団体ら関係者多数が出席した。対文協からも藤井弘専務理事、渡邉隆司理事ら役員が出席した。

※ 『ドラマチック・ロシアin Japan』出版記念会
    
 日ロ間の学術文化の交流に携わっている学者、研究者、文化人らによる歴史、エッセイをまとめた文化と史跡の探訪―『ドラマチック・ロシアin Japan』の出版記念会が3月22日午後1時から、新宿のロシアレストラン「スンガリー」で開かれた。

会には執筆者の中村喜和・一橋大名誉教授や米重文樹・東京大名誉教授をはじめ日ロ友好団体関係者ら約100名のほか、ロシアからロマネンコ・ロ日協会会長もはせ参じ、東道輝・日本ボリショイサーカス会長の音頭で出版を祝って乾杯のあとは、ロシア料理とウォツカを楽しむ会に早変わり3時すぎ散会した。

※ ロシア大使館文化担当講演会
    
 ロシア大使館文化担当でロシア連邦文化協力庁のアンドレイ・フェシュン在日代表部長の講演会(日ロ交流協会主催)が3月17日午後4時から、千代田区神田・学士会館で開かれた。テーマは「日ロ文化交流における偏見をなくす方法」で、フェシュン氏は「日ロ関係がより発展しないのは、お互いの国に対するステレオタイプの考え方があるからだ、過去の経緯ばかりを考えず、もっと現状を理解する必要がある」と述べた。

[特 集]

◇ 「ウクライナの内政・外交と今後」
       ―大統領選挙国際監視団に参加して―
                朝日新聞論説委員 大 野 正 美
  (第92回研究会より)

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ ロシアの全国「広場浄化」作戦 (ブラースチ誌 2月22日号)

◇ 大統領、内務省改革と幹部更迭を発表 (コメルサント紙 2月19日)

◇ 新軍事ドクトリンの敵はNATO (コメルサント紙 2月6日)

◇ ロシアFSB要員がウクライナ刑務所に (コメルサント紙 2月3日)

◇ サプチャク元市長追悼行事に首相と大統領 (コメルサント紙 2月24日)

◇ ヒディング監督、国家代表チームを去る (コメルサント紙 2月15日)

[焦 点]

「核の傘だけに頼り、何も考えない日本」
      加藤 順一氏(ジャーナリスト)