244号(2009・8・25)

[対文協だより]

※ 日ロ学生会議結団式開く
  
  8月8日午後4時から上智大学で、ロシア極東地区で開かれる「第21回日本・ロシア学生会議」の日本代表団の結団式が行われた。会議メンバーは8月14日から28日にかけロシアのハバロフスクとウラジオストクを訪問し、ロシアの学生と本会議を開催し、政治・経済・教育・雇用問題・環境問題を中心としたテーマによる意見交換を行う。対文協は後援団体として日ロ学生会議を応援している。

  ※ 第88回研究会開く 
 
  対文協の7月の研究会は、ロシア連邦大使館のイーゴリ・ウスチーノフ経済担当参事官を迎え、30日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で「ロシアの経済事情」をテーマに行われた。都合4度目の日本勤務のウスチーノフ参事官は日本語で、金融危機のロシアへの影響、ロシア政府の危機対策によるロシア経済の実態など、多くの資料をもとに講演した。さらにプーチン首相来日時の日本経済界との交流内容を解説し、ロシア市場への日本側の投資状況および二国間貿易の促進など、日ロ経済協力関係の今後の見通しについて期待を込めて熱く語り、参加者の関心を呼んだ。

※ 09年度「ロシア語検定試験」申込み締め切る 
 
  ロシア連邦教育科学省認定による「ロシア語検定試験」は9月4・5・6日の3日間、東海大学代々木校舎で行われる。

[特 集]

◇「ロシアの経済事情と日ロ協力関係」
   ロシア連邦大使館 イーゴリ・D・ウスチーノフ経済担当参事官 

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 国民のプーチン頼みの傾向は変わらない (コメルサント紙 7月28日)

◇ チェチェンの著名な人権擁護家暗殺さる (メルサント紙 7月16日)

◇ プーチン首相のユコス発言を元首相が暴露 (ブラースチ誌 7月27日)

◇ 軍事ロケット設計主任が辞表提出 (コメルサント紙 7月23日)

◇ ロシアの記念碑的歌手ズイキナさん死去 (コメルサント紙 7月2日)

◇ 二人目のロシア兵士がグルジアに亡命 (コメルサント紙 7月3日)

◇ 最大の自動車工場アフトヴァス操業停止 (コメルサント紙 7月22日)

◇ 5百万ドルの傑作が隠れていた (論拠と事実 No.29)

[焦 点]

「東アジアの軍事的状況の再認識を求める
      加藤 順一(ジャーナリスト)