243号(2009・7・30)

[対文協だより]

※ 対文協研究会で外務省欧州局長 
 
  対文協第87回研究会は、外務省の谷崎泰明欧州局長を講師に迎えて、6月29日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で開かれた。谷崎局長は20ページに上る資料をもとに約1時間「ロシア情勢と日ロ関係」について語り、サミットを前にしてこれからの交渉の成り行きや見通しについて語り、参加者の質問に答え、違う角度からの考えを述べ、参加者の関心を呼んだ。(特集参照)

  ※ 09年度対文協ロシア専門家視察団決まる 
 
  学者、ジャーナリストからなる09年度のロシア専門家視察団はほぼ編成も終わり、9月27日から約1週間モスクワ訪問する。視察代表団は9月29日、ロシア外務省付属モスクワ国立国際関係大学(MGIMO)で開かれる「第7回日ロ学術・報道関係者会議」に出席するほか、滞在中、政府、議会、各研究機関及びエネルギーなど主要企業を視察し、それぞれ幹部との会見が予定されている。

※ ロシア大使館文化担当参事官送別会 
 
  1999年着任依頼10年の長きにわたって民間友好団体との交流の大使館の窓口となってきたレオニード・ガムザ参事官(ロシア連邦協力庁在日代表部部長)の送別昼食会が7月15日、丸の内の日本工業倶楽部で行われた。出席した対文協をはじめ日ロ交流協会、日ロ協会、ロシア文化フェスティバル事務局の代表がそれぞれ感謝と慰労のスピーチを行い、ガムザ参事官の健康と今後の活躍を祈念して乾杯、4団体から記念品として金箔地にしだれ桜が描かれた屏風が贈られた。送別会にはガムザ氏の後任のアンドレイ・フェシュン在日代表部長(一等書記官)と同代表部次長のセルゲイ・ザクレフスキー二等書記官が同席した。

  なお、これより先6月30日夜ロシア大使館によるさよならレセプションが行われ、関係者多数が出席、別れを惜しんで歓談した。

[特 集]

◇ 「ロシア情勢と日ロ関係」
   外務省欧州局長 谷崎 泰明

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ イングーシ共和国大統領襲撃事件 (ブラースチ誌 6月29日)

◇ 北カフカースで要人暗殺相次ぐ (コメルサント紙)

◇ ロシアとベラルーシ関係が悪化 (コメルサント紙 6月15日)

◇ ロシアの5月のGDP はマイナス11% (コメルサント紙 5月20日)

◇ ミルクの中に沈没したロシア・ベラルーシ同盟 (論拠と事実 №25)

◇ メドベージェフ大統領のアフリカ訪問 (論拠と事実 №27)

[資 料]

「チェチェンにイングーシ併合の野望?」