238号(2009・2・28)

[対文協だより]

※ 今年初の研究会開く 
  
  09年初の第84回研究会は2月18日午後6時から、朝日新聞前モスクワ支局長で論説委員の大野正美氏を講師に迎え、霞が関ビル・東海大学校友会館で開かれた。今回はサハリンにおける日ロ首脳会談の直後とあって、講演の前半は北方領土に関する新しいアプローチについての検証が行われ、関心を集めた。引き続きモスクワ在任中の体験をもとにプーチンとメドベージェフとの関係、役割分担等につき、二頭体制によるロシアの現状を述べ、参加者との質疑と活発な意見交換を行い、8時すぎ閉会した。


※ 「木暮剛平顧問お別れ会」 
 
  対文協副会長、顧問をつとめられ、昨年12月14日に亡くなられた木暮剛平氏(元電通会長・社長)の「お別れの会」が1月29日正午から千代田区・帝国ホテルで行われた。政財界をはじめ報道・文化人ら2000人が参会献花を行い故人を偲んだ。なお対文協からは役員多数が出席した。

[訃報]

※ ストリジャック・モスクワ大学准教授死去

  モスクワ国立大学アジア・アフリカ諸国大学准教授のレオン・アブラモビッチ・ストリジャック氏が2月25日、入院先のブルデンコ軍中央病院で死去された。80歳。ストリジャック氏はアジア・アフリカ大学で日本語を教える傍、ソ連時代より「日ソ円卓会議」や各種代表団の通訳として日ロ両国の交流に貢献された。2005年春の叙勲では旭日小綬章を受章。葬儀は28日行われ、尊父の眠る墓地に埋葬された。

  謹んでご冥福をお祈りいたします。

[特 集]

◇ 「二頭政治の意味とロシア政治・外交の行方」
   朝日新聞論説委員・前モスクワ支局長 大野 正美氏

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 法案決定の最終判断を副首相に委任 (コメルサント紙 1月13日)

◇ 与野党の金融危機デモ、全国的に広がる (コメルサント紙 2月2日)

◇ 連邦保安庁にも金融危機との闘いを指示 (コメルサント紙 1月30日)

◇ 北極海をめぐって露米関係が緊張 (コメルサント紙 1月14日)

◇ 国営酒造「ロススピルトプロム」設立 (コメルサント紙 1月26日)

◇ ウラジカフカース前市長も暗殺さる (コメルサント紙 1月11日)

◇ ウクライナとベラルーシが急接近 (コメルサント紙 1月11日)

◇ ロシア国籍を取る外国人選手 (論拠と事実No.5)

[資 料]

※ ロシア正教総主教にキリル府主教