232号(2008・8・25)

[対文協だより]

※ 第6回日ロ学術・報道関係者会議参加者決まる 

  8月19日午後4時より、日本プレスセンター・日本記者クラブロビーで、9月16日モスクワ国立国際関係大学(MGIMO)で開かれる「第6回日ロ学術・報道関係者会議」の参加代表団による最終打ち合わせ会を行い、会議での役割分担をはじめ、モスクワでの官民の要人との会見や視察先などを協議した。

  打ち合わせ会には、代表団長の小田健・日本経済新聞論説委員、日本側議長をつとめる下斗米伸夫・法政大学教授ら11名が出席、ロシアとグルジアの問題が先鋭化した現段階において、新たにグルジア・ロシア間の問題について政府要人等に聞くことも新たな課題として加えることを決定した。また、MGIMOにおける講演会の実施(講師は代表団メンバーの田中康夫・参議院議員を予定)についても検討した。代表団は9月14日出発、会議をはさんで5日間滞在、同20日帰国予定。

  [代表団]団長=小田健・日本経済新聞論説委員/下斗米伸夫・法政大学教授/石郷岡建・日本大学教授/宮田健一・朝日新聞論説副主幹/宮脇磊介・対文協常務理事/斉藤哲・日ロ懇代表幹事/鈴木博信・桃山学院大学名誉教授/田中康夫・参議院議員/山口二郎・北海道大学教授/山内聡彦・NHK解説主幹/朱建榮・東洋学園大学教授/スヴェトラーナ・ヴァシリューク・日本エネルギー研究所研究員/小澤治子・新潟国際情報大学教授/藤巻裕之・東海大学講師/幹事=長島七穂・対文協事務局。


※ 日本ロシア学生会議開く

  2008年度・第20回日本学生会議が8月19日から21日までの3日間にわたり、代々木の青少年研修センターで行われた。本年度の日本側参加者は上智大学、明治大学、東京芸術大学からの9名で、ロシア側からは24名(ウラジオストク組12、ハバロフスク組12)が参加、19日は午前11時の開会式に次いで、環境、雇用、経済、教育、政治の5分科会に分かれてディスカッションを行った。

  ロシア側代表団は14日新潟経由で来日、本会議をはさんで29日まで滞在、この間ホームステイや東京近郊を観光、交流を重ね、29日帰国した。

  なお、会議開催に先立ち、10日午後3時から日本側結団式が行われ、支援協力団体の関係者らが出席、本年度の実行委員長をつとめる明治大学の上野聡太さんがあいさつ、準備段階の経緯について説明があり、参加者の紹介が行われた。

[特 集]

◇ メドベージェフ版・新外交政策概念 

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ プーチン首相、国際団体の特典に大ナタ (コメルサント紙 6月3日)

◇ もっとも汚い選挙は与党「統一ロシア」 (コメルサント紙 7月30日)

◇ ロシアとウクライナの宗教戦争が過熱 (コメルサント紙 7月25日)

◇ 今春の徴兵検査は忌避者数が激減 (コメルサント紙 7月15日)

◇ ガスプロムが人員整理の大合理化を実施 (コメルサント紙 7月18日)

◇ ロシアはナノテク分野でダボスになる? (論拠と事実No.32)

◇ 模倣か盗作か? (論拠と事実No.32)

[資 料]

※ 旧ソ連国家体制を擁護するロシア
  ブラスチ誌 8月4日