231号(2008・7・25)
[対文協だより]
※ 第6回日ロ学術・報道関係者会議、準備打合せ会の開催
7月11日(金)12時より、日本プレスセンタービル10階の会議室で、9月にモスクワ国立国際関係大学で行う予定の第6回日ロ会議代表団の編成および、官民の主要機関の訪問視察に関する打ち合せを行った。
打打ち合わせ会には15名の参加予定者のうち、代表団の団長を務める小田健・日本経済新聞論説委員をはじめ、下斗米伸夫・法政大学教授(日本側議長)、朝日新聞論説副主幹の宮田健一氏、東洋学園大学の朱建榮教授、日本エネルギー経済研究所の小林良和、ワシリューク・スベトラーナ両氏、また今回初めて会議に参加する田中康夫・参議院議員ら10名のほか、対文協から山田清志常務理事(東海大学国際戦略本部長)が出席した。初参加者との顔合わせと自己紹介を行った後、幹事の長島七穂から会議の日程や田中議員の講演会その他のモスクワのプログラムなどについて説明があり、基調報告や要人会見などについて協議した。
※ 「ロシア文化フェスティバル 08」オープニング・セレモニー
昨年に引き続き日ロ両国組織委員会による「ロシア文化フェスティバル 08」は6月の「モスクワ市近代美術館展」を皮切りに展開しているが、本年度のオープニング・セレモニーがロシア側組織委員会の代表を迎えて、国立ボリショイサーカス公演初日の7月19日、会場の東京都体育館で行われた。
開会式には日ロ組織委員会関係者をはじめ外務省、ロシア大使館らから来賓多数が出席、ロシア側代表教育科学省のエカテリーナ・チュコフスカヤ文化担当副大臣、日本側組織委員長の鳩山由紀夫・日ロ協会会長があいさつ、フェスティバルの成功を祈念して乾杯を行った。なおサーカスの開演に先立って外務省山村嘉宏ロシア交流室長があいさつし、フェスティバルに寄せる高村正彦外務大臣のメッセージを披露した。
[新刊]
※ 『成功へのステップ-Практические рекомендации для подготовки к сдаче теста по русскому языку как иностранному』 ラーザレワ・オリガ、山下万里子、橘克子著(日本対外文化協会発行) 頒布価格(税込み)1500円。
対文協が実施するロシア語検定試験の合格を目指す受験生のために書かれた手引書。限られた時間内に能率的に試験問題をこなし、合格点までたどり着けるように実践的にアドバイスする。入門・基礎レベルの合格を目指す受験生用には日本語とロシアで、第1・2・3・4レベル受験生のためにはロシア語だけで書かれている。
[特 集]
◇ 新双頭政権下で日ロ関係は変わるか -「日ロ経済関係の今後」
(財)環日本海経済研究所 理事長・所長 吉田 進氏
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ 大統領・首相の双頭体制が始動 (コメルサント紙 6月から)
◇ タタール大統領、州知事公選制復活を提唱 (コメルサント紙 6月16日)
◇ 新参謀総長にN・マカロフ陸軍大将 (コメルサント紙 6月4日)
◇ ポリトコフスカヤ記者暗殺事件経過発表 (コメルサント紙 6月19日)
◇ リトアニアで非ソ連化が進行 (コメルサント紙 6月18日)
◇ 米人権団体、ロシア「鉄の三角」名指し (コメルサント紙 6月24日)
◇ モスクワ市長、領土問題に関する本を出版 (ベチェールナヤ・モスクワ紙 6月20日号)
◇ ナザルバエフ大統領へのインタビュー (論拠と事実No.28)
◇ チュクチの後は「セメント」と「結婚」か? (論拠と事実No.28)