228号(2008・4・28)

[対文協だより]

※ 日本・カザフスタン経済・文化協力委員会メンバーと会談

  来日していた日本・カザフスタン経済・文化協力委員会(プログレス)のジェケン・カリウリ会長と、アルモモーター社のベイセンベク・クティベクルイ社長らが4月1日東海大学国際戦略本部山田清志本部長を訪れ、カザフスタンと東海大学留学生交換、具体的な学術交流について話し合った。東海大学は既に今年カザフスタンから留学生1名を受け入れることになっている。


※ 日ロオーラルヒストリーの会、ハルビン学院記念碑祭に参加

  ハルビン学院卒業生を対象とする聞取り調査も行ってきた日ロオーラルヒストリーの会のメンバーは、4月16日、八王子の高尾霊園で行われたハルビン学院記念碑祭に参加した。1999年4月16日に序幕式の行われたこの記念碑祭も、今年で第10回を迎え、ハルビン学院卒業生、ハルビン富士高等女学校卒業生、その遺族、友人等、170余名が参列し分骨式・遺品収納式が行なわれた。日ロオーラルヒストリーの会のメンバーの斎藤哲氏、幹事の長島七穂のほか、対文協からは藤井弘専務理事も参加した。


※ ガスプロム付属学校代表団、東海大学付属高輪台中学・高校を訪問

  モスクワにある「ガスプロム株式会社教育センター」学校(生徒数605名、11年制の私立初等・中等学校)のニズヴェーツカヤ校長以下、5名の先生が、日本の高校との交流のつてを求めて来日し、対文協の斡旋で、4月22日午前、東海大学付属高輪台中学・高校を訪問した。

  一行は、高輪台高校の副校長等の案内で、東海大学国際戦略本部山田清志本部長と共に、高輪台中学・高校を見学した。同日午後には山田部長と共に、清水市の東海大学付属翔陽高校も訪問し、英語授業、剣道・柔道の授業を見学、吹奏楽団の演奏を楽しんだ。環境問題やロボット工学などを巡る高校生の研究会、共同研究から交流をスタートし、教師たちのセミナーの開催などへつなげて行きたいとの希望がロシア側から出された。


※ 第77回対文協研究会開催

  4月23日午後6時から、霞ヶ関ビル33階の東海大学交友会館「望星の間」において、前外務事務次官・現外務省顧問の谷内正太郎氏が「日ロ首脳会談を前に―日本の外交政策における日ロ関係」と題する講演を行った。谷内氏は、小泉、安倍、福田内閣の日本外交の重点課題や、日ロ外交関係の諸問題について講演し、それに続いて会場の聴衆やジャーナリストたちからの多数の質問に答え、70余名の聴衆は、熱心に耳を傾けた。

[特 集]

◇ ポルタワ会戦めぐり歴史路線の対立
   <コメルサント紙 3月26日より>

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 議会制より大統領制を望むロシア世論 (コメルサント紙 3月31日)

◇ 州知事が首相の支配下に入る二重権力化 (コメルサント紙 3月29日)

◇ ヤブロコ党、政権との対話路線を選択 (コメルサント紙 3月31日)

◇ カシアノフ元首相事務所にも手入れ (コメルサント紙 3月17日)

◇ 英系石油合弁を産業スパイ容疑で摘発 (コメルサント紙 3月21日)

◇ 国防相の軍改革に軍部の不満高まる (コメルサント紙 3月27日)

◇ モスクワ大学教員の給与上昇、手取り減少 (コメルサント・ブラスチ誌 10号)

◇ 不沈の社会学部長 (コメルサント・ブラスチ誌 10号)

◇ 食糧危機寸前のロシア (論拠と事実No.14)

[焦 点]

※ 「愛国心」について考えてみる
    対文協常務理事  加藤 順一