223号(2007・11・25)

[対文協だより]

※ 第74回特別研究会「ソ連崩壊後の学術教育環境は?」開く 

  今回は東海大学国際戦略本部と共催、「ロシア・東欧における体制変革後の教育研究をとりまく環境の変化と展望」(第3回東海大学グローバルコロキウム)をテーマとした特別研究会を10月30日午後3時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で開催した。

  研究会にはパネラーとしてポーランドからスタニスラフ・フィリペク教授(ポーランド国立科学アカデミー物理化学系部門長)、ロシアからウラジーミル・ベロクーロフ教授(モスクワ国立大学研究担当副総長)、フセヴォロド・トカチュク教授(同大学医学部長)の3名が来日、それぞれ約1時間専門分野について講演、引き続き質疑応答が行われた。研究会には会員をはじめ、マスメディアや教育関係者ら約70名が参加、引き続き別室で賑やかに記念レセプションが開かれ、パネラーを囲んで意見交換を行った。


※ 日ロ有識者円卓会議開く 

  月ロシア文化フェスティバル2007in JAPANの一環行事としての日ロ有識者円卓会議が、11月5日午後2時から上野公園・東京国立博物館法隆寺宝物館で開かれ、「文化と国家、文化とビジネス」について活発な意見が交わされた。

  会議にはロシア側からナルイシキン副首相(ロシア側組織委員長)をはじめロマネンコ・ロ日協会会長、ツェリテリ・ロシア美術アカデミー総裁、シャフナザーロフ映画監督のほか主要経済人、日本側からは作家の辻井喬氏、女優の栗原小巻さんのほか外務省、日ロ友好団体関係者ら約100人が参加した。


※ ロシア文化フェスティバル・クロージング・パーティー 

  本年2月に開幕以来、映画、演劇、美術展、コンサートなど30項目にわたる事業を全国で展開した「ロシア文化フェスティバルin JAPAN」のクロージング・パーティーが、ロシア側組織委員長のナルイシキン副首相ら幹部を迎えて、ゲルギエフ指揮によるマリィンスキー歌劇場管弦楽団のガラコンサートに引き続き、11月5日午後9時30分から、六本木のANAインターコンチネンタルホテルで行われ、ナルイシキン副首相、日本側から斎藤泰雄駐ロ大使があいさつ、ツェリテリ美術アカデミー総裁の発声で、成功を祝って乾杯、11時すぎまで歓談がつづいた。なお、対文協からは加藤順一専務理事・事務局長、藤井弘専務理事らが出席した。

[特 集]

◇ 国家保安機関の内部抗争が激化

[寄 稿]

◇ 北方四島を訪問して
    飯島 一孝・毎日新聞編集委員

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ プーチン3期支持運動が全国に拡大 (コメルサント紙 10月7日)

◇ フラトコフ前首相が対外諜報庁長官に (コメルサント紙 10月8日)

◇ 南部、極東管区大統領全権代表を任命 (コメルサント紙 10月8日、31日)

◇ プーチン在任8年間、人口問題は? (コメルサント・ブラスチ 40号)

◇ 犠牲になっている自営業農家 (論拠と事実No.41)

[焦 点]

※ 政治における「現実」と「理想」の確執
    対文協常務理事  加藤 順一