218号(2007・6・20)

[対文協だより]

※ ロシア語検定試験募集中 

  2007年度の日本対外文化協会主催・ロシア連邦教育科学省認定「第6回ロシア語検定試験」の日程が決まり、受験者の募集が始まった。この検定試験はロシア語を外国語とする人を対象にしたロシア語能力検定試験でロシア連邦教育科学省が認定する唯一のもの。検定は入門レベルから、ロシア語を母国語並みに活用できる第4レベルまでの6段階に分かれている。なお、過去2年以内の検定試験で合格点に達しなかった科目についても2科目以内であれば、不合格科目だけを再度受験できる。

  受験要領は 『ロシア語検定試験』  


※ ロシア連邦「建国の日」レセプション開く

  新生ロシア連邦建国を祝うレセプションが、6月12日、正午から港区麻布台の在日ロシア連邦大使館で開かれた。ロシア連邦の憲法発布を祝う「ナショナルデー」で、この日はM・ベールィ新大使のお披露目と重なり、友好関係にある各国大使、公使、駐在武官のほか、日本側からは扇参院議長など国会議員、外務省関係者、友好団体代表など多数が出席し「建国の日」を祝った。日本対外文化協会からは藤井弘専務理事、加藤順一専務理事など役員が多数出席した。

[新刊]

※ 『ロシア 闇の闘争』 アレクサンドル・リトヴィネンコ/ユーリー・フェリシチンスキー共著、中澤孝之監訳(光文社刊 428ページ、本体1800円)

  本書は昨年末亡命中のロンドンで病死した元ロシア連邦保安庁(FSB)のリトヴィネンコ氏が在米ロシア人歴史学者のフェリシチンスキー氏と共に著した『Blowing up Russia』の和訳で、ロシアで発禁処分となった話題の本である。

  1999年9月のダゲスタン共和国のブイナクスクやモスクワなど一連のアパート爆破事件で300人以上の住民が死亡という、全ロシアを震撼させた「99・9テロ」の根源を追及、ソ連国家保安委員会(KGB)の後進FSBとの関係を徹底検証した書である。

[特 集]

◇ 「ロシア・ラトヴィア国境条約の意味」
  モスコウ・ニュース No.20

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 国外の軍人墓地を保護する新政策 (コメルサント紙 5月7日 )

◇ 反政府デモ各地で厳しい規制 (コメルサント紙 5月30日)

◇ ペテルブルクTV局が全国ネットに昇格 (コメルサント紙 5月25日)

◇ イラクで取材中のロシア人記者が殉職 (コメルサント紙 5月8日)

◇ ジャーナリスト同盟追い出し作戦か? (モスコウ・ニュース No.19)

◇ モスクワ初開催の国際ジャーナリスト連盟世界大会 (ノーヴァヤ・ガゼータ紙 No.40他)

◇ 無料診療にはコツがいる (論拠と事実No.20 )

[焦 点]

※ 沖縄「慰霊の日」に思う
    対文協常務理事  加藤 順一