214号(2007・2・20)
[対文協だより]
※ 07年新春賀詞交歓会開く
新年恒例の対文協賀詞交歓会は1月31日午後6時から、霞が関ビル・東海大学校友会館に会員をはじめ関係友好団体、マスコミ関係者など約200名が参加して開かれ、13ヵ国の駐日大使館からも大使ほか外交官多数が列席した。
はじめに松前達郎会長があいさつ、「40年の歴史を踏まえ、平和への探求という創立の理念に一歩でも近づけるべく、文化の交流を通じて、ここにご列席の関係各 国との交流を深め、相互理解に努めると共に、こと しも研究会や各種シンポジウウムを開催、皆様方のご理解 解をいただきながら、平和への強い意志を世界に広げていこうと考えております。また、今年はこれも40年の歴史をもつ、ブルガリアのソフィア少年少女合唱団を招くほか、モスクワ大学との交流事業として6月に国際学生野球大会の開催も予定しております。新年に当たり、志を高く掲げ活動を展開することをお誓い申しあげ、皆様方のさらなるご支援、ご協力、ご叱正をお願いします。」と述べた。
次いでロシア大使館のガルージン臨時代理大使の来賓のあいさつがあり、ブルガリアのセンドフ大使の発声で新年を祝って乾杯。次世代を背負うモスクワ大学とフンボルト大学の留学生を交えて8時すぎまで賑やかに歓談が行われた。
[列席の外国機関]ロシア連邦(ガルージン代理大使)、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア(センドフ大使)、中国、ハンガリー、カザフスタン、キリギス(クタノフ大使)、モンゴル(ジグジット大使)、ポーランド、ウクライナ(シジャチェンコ代理大使)、ウズベキスタン(オチロフ大使)、朝鮮総連中央本部
※ 関係団体新年会
日本モンゴル親善協会(柳沢徳次理事長)は1月18日午後6時から、渋谷区神山町のモンゴル国大使館で新年友好の夕べを開催、新任のレンツェンドー・ジグジット大使を囲んで新年を祝った。日ロ交流協会(有馬朗人会長)は26日午後6時から港区麻布台のロシア大使館で、恒例の「日ロ合同新年パーティー」を開催した。
また、新しく組織替えした「ロシアNIS貿易会」(高垣祐会長)の創立40周年記念を兼ねた新年会が2月1日午後6時から千代田区一ツ橋の如水会館で開かれた。対文協事務局からそれぞれ役員、スタッフが出席した。
※ 日ロオーラルヒストリー、(第29回)聞取り調査
昨年来『日露オーラルヒストリー:はざまで生きた証言』(06年1月、彩流社刊)の第2集の刊行準備を進めてきた対文協の日ロオーラルヒストリーの会は、2月12日午後、第2集に収録予定の故都沢行男氏の兄上、都沢知多夫氏宅を訪問した。米重文樹(東大名誉教授)、斎藤哲(一橋大学大学院講師)、武田洋平(東海大学助教授)の3氏と対文協の長島七穂が、陸軍一等薬剤官として満州各地を転々とされた知多夫、行雄ご兄弟の父上、都沢虎雄氏に関して詳しいお話を伺った。
[訃報]
※ 渡辺 誠毅顧問死去
対文協顧問の渡辺誠毅氏(元朝日新聞社長)は2月11日、肺炎のため死去されました。92歳。同氏は1985年からメディア分野の一人として顧問に就任され、冷戦時代を通じて会の活動にご指導をいただきました。ご冥福をお祈りいたします。なお、後日お別れ会が予定されております。
[特 集]
ロシア武器輸出独占企業の誕生
(ブラースチ誌 2月5日号)
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ 外国人小売商人の61%は中国人 (コメルサント紙 1月31日)
◇ ロシア下院、エストニア非難 (コメルサント紙 1月18日)
◇ 女性記者暗殺にチェチェン内務省疑惑 (コメルサント紙 1月24日)
◇ 「ロシアの自由度は北朝鮮並み」と批判 (コメルサント紙 2月1日)
◇ 典型的現代ロシア中流階級人物像 (モスコウ・ニュース No.4)
◇ ロシア新移民法の波紋 (モスコウ・ニュース No.1-2)
◇ 警察官の給与が2倍に (論拠と事実No.4)
◇ 映画産業 (論拠と事実No.5)
[焦 点]
※ 6カ国協議の「合意」と日米関係
対文協常務理事 加藤 順一