204号(2006・4・20)

[対文協だより]

※ 第65回対文協研究会開く

  恒例の第65回研究会が3月28日午後6時から東京・霞が関ビル33階の東海大学校友会館で開かれた。講師には民主党幹事長・衆議院議員・鳩山由紀夫氏を招き祖父の故鳩山一郎元総理の日ソ交渉の経緯や、日ソ共同宣言の意味合いなどについて興味深いお話をうかがった。鳩山由紀夫氏は日ロ協会の会長としても現在の日ロ友好関係に努力をされており、将来の日ロ関係の展望について語られた。とくに今後の領土交渉についてアメリカを含んだ枠組みを提唱し興味を呼んだ。会場には会員をはじめ日ロ問題に関心のある約50人が参加、鳩山氏の明快な話に共感を呼んだ。(内容は特集参照)


※ ロシア語検定試験の日程決まる

  2006年度第5回ロシア語検定試験の日程が決定し、9月8日(金)、9日(土)、10日(日)に実施される。受験の申し込みは、4月1日から8月28日まで先着順に受け付ける。当試験は、ロシア語を外国語とする人を対象とした能力検定試験で、ロシア連邦教育省が認定する唯一のもの。試験はロシア本国で作成され、どのくらいコミュニケーションをとることができるのかを判定する。検定対象は入門レベル、基礎レベル、第1レベル、第2レベル、第3レベル、第4レベルの6つのレベルと過去2年以内に検定試験で不合格だった科目の再試験を対象に実施される。

  (詳細は、日本対外文化協会内の「ロシア語検定試験実行委員会」(Tel: 03-3353-6980、 メール:kentei@taibunkyo.com)に直接お問い合わせいただくか、 実施要項が記載されている ホームページhttp://www.taibunkyo.com/kentei/kentei.htmを参照して下さい。)

[特 集]

◇日ロ国交回復50年と新たな展望 
   日本・ロシア協会会長衆議院議員・民主党幹事長・鳩 山 由紀夫氏 

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ イワノフ国防相の下に軍事産業委を新設 (コメルサント紙 3月21日)

◇ クレムリンの政党「祖国」つぶし (ブラースチ誌 3月20日号)

◇ ゴルバチョフ75歳の誕生日に260人 (コメルサント紙 3月6日)

◇ 人口減少の処方箋:健康管理制度の復活を (論拠と事実 No.13)

◇ 博物館になるメーリニコフ邸 (論拠と事実 No.No.12)

◇ 盗みを生業とする空港荷物係がいる (論拠と事実 No.11)

◇ ロシアの宗教信者は何人? (論拠と事実 No.11)

[焦 点]

※ 「国家」とは何かを考える時が必要
    対文協常務理事  加藤 順一