194号(2005・6・20)
[対文協だより]
※ 対文協05年度定時総会開く
日本対外文化協会の2005年度・第38回定時総会は5月27日午後2時30分から千代田区霞が関ビル・東海大学校友会館で松前達郎会長ら役員、会員43名(委任49)が出席して開かれた。議事に先立ち、松前会長があいさつ、「1966年にスタートした対文協は来年40周年を迎えます。対文協は平和の確立を目的とし、文化交流を主体とした団体であります。困難な国際情勢の変化に引きずられることなく、これまで刻んできた歴史に負けないよう、幅広く活動を展開していきたい。会員の皆さんの相変わらずのご支援、ご協力をお願いしたい。」と述べた。
総会は石原萠記副会長が議長を務め、理事会と同時進行の形で行われ、2004年度の事業報告、収支決算並びに同監査報告を一括承認、次いで40周年記念事業を中心とする2005年度の事業計画と予算案を審議、また役員改選期に伴う、補充を含む一部役員人事を全会一致で承認、同3時33分閉会した。
役員人事では、宮脇磊介理事を常務理事に、新たに下斗米伸夫(法政大学教授)、中澤孝之(元長岡大学教授)の両氏を理事にそれぞれ選出した。
※ ロシアで現代書道展開催
日露修好150周年記念事業の一環とした書道展――「言葉と筆」展が、5月29日スベドロフスク州立エカテリンブルク美術館で開催され、日本から濱田靖子・対文協常務理事、小野寺啓治・書道ジャーナル海外文化事業団代表ほか書家ら13名の代表団がエカテリンブルクを訪問し、交流を行った。同展は日本対外文化協会と書道ジャーナル海外文化事業団、ロ日協会エカテリンブルク支部の共催によるもので、会派を超えた書家35人の篆刻を含む書作品53点を展示、初日は終日会場で訪問作家による席上揮ごうが行われ関心を呼んだ。
29日のオープニングには休日にもかかわらず、エカテリンブルク市から文化局長をはじめ地元の著名な芸術家、建築家など名士多数が出席、賑やかに開幕した。会場では専門家による書作品の表装過程のデモンストレーションも行われ、2日間にわたってテレビ局や新聞社からも熱心な取材を受けた。なお、同展はエカテリンブルクの後、ロシア国内5都市を巡回する予定。
※ ロシア連邦建国記念レセプション
ロシア連邦共和国の建国(6月12日)を祝う、記念レセプションが10日正午から港区麻布台のロシア大使館で開かれた。レセプションには在京各国大使をはじめ政府、国会議員のほか友好民間団体の関係者が出席、ロシュコフ大使ら大使館員を囲んで和やかな歓談が行われた。対文協からも谷越安男監事、平野裕常務理事、下斗米伸夫新理事ら役員のほか事務局から藤井弘専務理事ら全スタッフが参加した。
[特 集]
「モスクワ、デリー、北京の反革命同盟」
コメルサント紙 6月3日
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ 経済、社会的期待値と旧ソ連諸国革命 (イズベスチヤ 5月26日)
◇ 給与、年金は引き上げるが、資金は不足 (イズベスチヤ 5月31日)
◇ ジプシーには勉学の機会がない (イズベスチヤ 5月12日)
◇ バイコヌール基地の代わりはない (論拠と事実 No.22)
◇ サタン」ミサイル廃棄 (論拠と事実 No.21)
◇ 中央アジアのロシア人 (論拠と事実 No.21)
[資料]
◇ バルト三国とロシアの領土問題
ブラースチ誌 5月23日号
[焦 点]
※「社説」に見る首相の靖国参拝賛否論争
対文協常務理事 加藤 順一