172号(2003・9・15)

[対文協だより]

※ 第2回・ロシア語検定試験実施

  ロシア連邦教育省認定による第2回「ロシア語検定試験」(日本対外文化協会・ロシア語検定試験実行委員会主催)が9月5、6、7日の3日間にわたり東京港区の東海大学短期大学部高輪校舎で行なわれた。今回は基礎レベルから専門家レベルまでの6部門に24名が参加、文法、読解、作文、聞き取り、会話の5教科に挑戦、テストを受けた。

  テストにはペテルスブルク大学から派遣されたインナ・エロフェーワ氏と、筑波大学外国語センターのタチヤーナ・ポポワ氏、札幌大学のウラジーミル・ジュダーノフ教授の3名が試験官となり、各日とも午前9時半から午後5時まで行なわれ、日本側実行委の宇多文雄上智大学教授、山下万里子東海大学教授、米重文樹東京大学名誉教授の3委員がそれぞれオブザーバーとして試験に立ち会った


※ ロシア語検定試験官来日

  日本におけるロシア語検定試験の公式試験官としてサンクトペテルブルク大学から派遣された同大ロシア語検定試験センター助教授のインナ・エロフェーワさんが9月4日来日した。エロフェーワさんは検定試験を終えた後、8日午後京都に向かい、留学した教え子の案内で古都の秋を満喫し、11日成田発帰国した。

  7日は午後7時から、新宿の「美々卯」でエロフェーワさんら試験官を囲んで、反省会を兼ねた懇親会が行なわれ、日本側実行委員のほか札幌大学の鈴木淳一、ウラジーミル・ジダーノフ両教授が出席、加藤順一事務局長ら対文協スタッフと交流、次年度の実施について意見を交わした。席上、エロフェーワさんは「今回の受験生は各クラス共みなロシア語のレベルも高く、日本における検定試験の実施を高く評価したい」と語った。

[特 集]

◇ 地対空ミサイル兵器1基と小物3人 ― 米英ロ特務機関の共同作戦
  <コメルサント 8月14日> 

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 大統領、製造業界代表と初会見 (コメルサント 8月13日)

◇ アリョーシン副首相の行政改革委員会 (コメルサント 8月13日)

◇ 原潜「クルスク」遭難後3年の追悼行事 (コメルサント 8月13日)

◇ ダゲスタンで共和国政府高官暗殺さる (コメルサント 8月28日)

◇ 新学期からどこが変わるか (イズベスチヤ 8月30日)
  ◎ 大学生の奨学金が倍増
  ◎ 学校卒業生の統一国家試験
  ◎ 国旗と国歌

◇ ロシア市民の懐具合は? (イズベスチヤ 7月31日)

◇ 国家統計委員会、国民生活向上を指摘 (イズベスチヤ 7月31日)

◇ ロシアの通りの名前を変えるために (論拠と事実 No 35)

◇ サハリンのヘリコプター事故 (論拠と事実 No 35)

[資料]

◇ 「サハリン大陸棚石油・ガス開発と日ロ関係」
  (望月喜市・北大名誉教授)

[焦 点]

※ アメリカの現実主義と国連の「現実」
  (対文協常務理事  加藤 順一)