170号(2003・7・15)
[対文協だより]
※ ウラジオストク親善訪問
松前達郎会長(東海大学総長)を団長とする東海大学第4高等学校吹奏部(井田重芳部長)一行が7月2日から5日まで、学術調査船(望星丸)でロシア極東ウラジオストクを親善訪問。日本政府主催でロシアで展開されている「ロシアにおける文フェスティバル」に呼応して、極東大学青年センターと州政庁前の中央広場で親善演奏を行い、学生や一般市民との交流を行った。
3日は同大学のウラジーミル・クリロフ総長への学位授与式に参列、松前総長から東海大学名誉博士(法学)がクリロフ総長に贈られた後、お別れの演奏を行った。
なお、望星丸のウラジオストク入港は1989年の旧望星丸(2回)以来、通算4回で、新望星丸のウラジオストク訪問は今回が2度目である。
※ ※ ブルガリア・ソフィア合唱団来日
ブルガリア国立ラジオ放送局・ソフィア合唱団が7月14日学校法人東海大学の招きにより来日した。一行は指揮者のフリスト・ネデャルコフ氏を団長に同放送局長のポーリャ・スタンチェヴァ女史や専属ピアニストら40名で、16日の山形市・山形テルサでの公演を皮切りに秋田県民会館、新潟市民芸術文化会館、金沢市観光会館、米子コンベンションセンター、広島県民文化センターと24日まで6都市で親善公演「天使の歌声」(東海大学、同学園校友会、日本対外文化協会後援)を行い、それぞれ地元との交流を行う。
公演に先立ち15日夕、霞が関ビル・東海大学校友会館で歓迎会が開かれ関係者のほか在日ブルガリア大使館からステファノヴァ臨時大使らも出席、松前達郎会長(東海大学総長) が歓迎のあいさつを述べ、親善公演の成功を祈念して乾杯、団員を囲んでいくつもの交流の輪が広げられた。
※ 第49回 研究会「復活した石油大国ロシアの現状と将来」
対文協第49回研究会は、石油公団企画調査部調査第2課長 本村 真澄氏を講師に 2003年7月24日(木) 午後6時~7時30分まで 霞が関ビル33階・東海大学校友会館「朝日の間」にて開催します。
[特 集]
※ ◇ 日本対外文化協会の第48回研究会は、モスクワでの「第1回学術・ジャーナリスト会議」報告会を兼ねて6月25日、東海大学校友会館で開かれた。以下は同報告会でのパネリスト、コーディネーターのおもな発言要旨を要約して掲載したものです。
◇ 「イラク戦争後の北東アジアと日ロ関係」
◎パネリスト:
下斗米伸夫・法政大学教授、
李鐘元・立教大学教授、
小田健・日本経済新聞 論説委員、
大野正美・朝日新聞論説委員、
平野裕・評論家 (司会)
◇ 第1部 「ロシアの北東アジア外交」
◇ 第2部 「プーチン政権の内外政策」
◇ 第3部 「日ロ関係の新段階と展開」
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇ 独立テレビTVSの放映を停止 (ブラースチ 6月16日)
◇ ペテルブルク市長選は9月に (コメルサント 6月25日)
◇ 兵器コンチェルン総裁代行暗殺さる (コメルサント 6月7日)
◇ ロシアCIS諸国における人権問題 (イズベスチヤ 6月17日)
◇ ロシアの極貧世帯は約50万 (イズベスチヤ 6月24日)
◇ ラトビアとエストニアで続くロシア人迫害 (イズベスチヤ 6月24日)
[焦 点]
※ 「迷い」の先にある「決断」
(対文協常務理事 加藤 順一)