165号(2003・2・15)

[対文協だより]

* 03年新春賀詞交歓会開く

  対文協で恒例となった新春賀詞交歓会が1月28日(火)東京・霞が関ビル33階東海大学校友会館「望星の間」で午後5時半からにぎやかに開かれた。対文協の友好の輪を広げる活動で、年々参加者が多彩になり、今年はロシア連邦大使館のパノフ特命全権大使、ブルガリアのアンドノフ特命全権大使など10ヵ国から大使館員、公館員が参加、日本側もジャーナリスト、学術研究者、などを含めた会員、招待者等約130名が新春を祝って集まった。

  開会にあたって松前達郎会長(東海大学総長)が「日本対外文化協会は、皆様のご支援をいただきまして色々な活動をしてまいりました。そうした活動のなかで一貫して変わらないモットーは「人と人を結ぶ」という基本的な考え方でございます。

  世界は、もはや民族や、宗教などでわけへだてる時代ではないのです。とわ言っても、新年早々、中東では戦争の危機もぬぐう事が出来ません。こうした紛争をどのようにして無くして行くのか。難しい問題ではありますが希望をなくすわけには行きません。対文協はこうした時代にも新しい気持ちで、創立の原点であります「恒久平和」をめざして活動を広げて行きたいと思っております。交流の範囲もアジアからヨーロッパへ、そして従来からのロシアとの人と人の結びつきに努力を続けていきます」とあいさつした。このあとパノフ・駐日ロシア大使、大河原良雄・世界平和研究所理事長が来賓としてあいさつし、ブルガリアのアンドノフ大使の発声で乾杯した。会場は国際色豊に歓談の輪が広がり、新しい年を迎えた対文協への期待があふれて盛り上がった。午後7時過ぎ尾郷良幸・対文協専務理事が閉会のあいさつをし、散会した。


* 対文協新事務所へ移転

  日本対外文化協会は新しい年を迎え、気持ちを一新させるために2003年2月24日(月)から下記の新事務所に移転することになりました。現在の渋谷区の事務所は早くも30数年になりますが、今回の新事務所は四季を身近に感じさせる「新宿御苑」に近い場所になります。これまでどおり、皆様がお立寄りできるスペースもございます。営団地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩5分の近い場所です。どうぞ、お近くにおいでの折りにはお立寄り下さい。なお、移転作業のために2月21日(金)は事務所を休みますので宜しくお願いいたします。

住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-27-2
            山本ビル7階
            日本対外文化協会
電話:          03-3353-6980
FAX:          03-3353-5292
E-mail:         mail@taibunkyo.com
URL:          http://www.taibunkyo.com
交通機関:営団地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅2番口徒歩5分

[特 集]

◇  「劇場テロ事件の賠償訴訟、棄却さる」
    コメルサント紙 1月24日

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇右派勢力同盟とヤブロコの連合は不調 (コメルサント 1月29日)

◇独立テレビ(NTV)社長の更迭 (コメルサント 1月23日)

◇読書が再び流行に (論拠と事実 No.1-2)

◇密告なのか、義務を果たす市民なのか (論拠と事実  No.3)

◇バチカンが奇跡のイコン返還を決定 (イズベスチヤ 1月22日)

◇ジャーナリストは危険な職業 (イズベスチヤ 1月14 日)

[資 料]

◇  ロシアの国内パスポート制度、その変遷

[焦 点]

◇  失われた国家戦略
  (対文協常務理事  加藤 順一)