153号(2002・2・10)
[対文協だより]
*02新年賀詞交歓会開く
対文協恒例の2002年賀詞交歓会は在京各国大使館との交流を兼ね、1月28日夕、千代田区・霞が関ビルの東海大学校友会館で開催した。会は午後5時30分開会、松前辰郎会長から、「ことし創立35周年を迎える対文協は、国内外の変化に対応し、創立の精神である平和の探求に努めたい」とあいさつ、次いで櫻内義雄顧問(日ロ友好フォーラム会長)の連帯のあいさつがあり、アンドノフ・ブルガリア大使による「カンパイ」の発声で開宴した。交歓会には役員、会員をはじめ関係団体やマスコミ関係者ら約130人の他にロシア、中国ほか11ヵ国の大使館から、大使、公使、参事官ら25人が出席、会場いっぱいに交流の輪が広がり、約2時間にわたり歓談が続けられた。
*関係団体新年会に参加
日ロ交流協会の「日ロ合同新年会」が1月26日午後1時からロシア大使館ホールで、またロシア東欧貿易会の「新春パーティー」が31日午後6時半から一ツ橋・如水会館で開かれ、対文協から藤井弘専務理事、加藤順一事務局長がそれぞれ出席した。
*オーラルヒストリー聞き取り調査行う
日露オーラルヒストリーの会(対文協主宰)の第24回の聞き取り調査を1月28日実施した。今回は港区麻布台で診療所「インターナショナル・クリニック」を営む、ハルビン出身の医師エヴゲニー・アクショーノフさんで、聞き取りは午後3時から行われ、ことし77歳になるアクショーノフさんからは、ロシア生まれの両親の話から、日本の医大に留学するにいたるいきさつなど、波乱に富んだ半生を2時間にわたり語って貰った。
[特 集]
◇ ベレゾフスキー氏のTV6閉鎖!
◎ TV6を誰が切ったのか
◎ TV6解散にいたる経過
◎ プーチン、TV6で見解
[ロシアの新聞・雑誌から]
◇4下院議員、右派勢力同盟を離脱 (コメルサント 1月16日)
◇ウクライナ女性元副首相、重傷 (コメルサント 1月31日)
◇大学は社会のバロメーター--モスクワ大学総長に聞く (イズベスチヤ 1月25日)
◇新生ロシア初の国勢調査 (イズベスチヤ 1月26日)
◇2月から年金増額 (イズベスチヤ 1月25日)
◇兵士の母の会、チェチェン公式被害過少指摘 (イズベスチヤ 1月18日)
◇ロシア人の貧困は、資産上の不平等から (イズベスチヤ 1月22日)
◇数字で見るロシアの貧困 (イズベスチヤ 1月22日)
◇食品工業に多い外国人経営者 (論拠と事実)
◇モスクワ市、子供の外出禁止時間設定 (イズベスチヤ 1月19日)
[資 料]
◇ ロシアの武器輸出の実態
◎ ソ連解体後、最高の輸出額
◎ 大統領直属の武器輸出会社
◎ 昨年輸出額44億ドルの内訳は
◎ 主要輸出相手国は中国とインド
◎ 独立企業、中近東に進出果たせず
[焦 点]
◇ 粘り強い「外交交渉」への期待
(対文協常務理事 加藤順一)