148号(2001・9・10)
[対文協だより]
*松前前会長没後10年墓前祭
松前重義前会長の命日にあたる8月25日午前11時から、没後10年墓前祭が故人が眠るあきるの野市の西多摩霊園・望星塚で行われた。施主松前達郎会長(東海大学総長)はじめ親族、東海大学、対文協の関係者および故人と親交のあった方々ら約150人が参列、墓前に献花を行い冥福を祈った。
墓前祭に引き続き正午から、近くの東海大学管生高校ホールで偲ぶ会が行われ、遺影に献杯の後、それぞれ故人を偲んでの歓談が続いた。なお、韓国から故人と特に親交の深かった前漢陽大学総長の名代として金鐘亮・現総長が参列献花を行った。
*01年度ロシア語研修生出発
対文協と(社)ロシア東欧貿易会の共同事業による2001年度のロシア語研修生は、8月28日同行の橘克子担当と共に成田からモスクワ経由サンクトペテルブルクへ出発した。一行は30日入寮を済ませた後、31日全員サンクトペテルブルクの総領事館に川勝一成総領事を表敬訪問、懇談を行った。
研修生は3日サンクトペテルブルク大学ロシア語文化センターでの開講式に臨み、4日から来年6月末までの10ヵ月間の研修生活に入った。
[01年度研修生]=順不同 ヒンドラ・フスィン(住友商事)/柏村真純、庄司 力賜 昭宏、天野功士(三井物産)/杉尾直哉(毎日新聞)
*01年度対外研修基金研修生決まる
対文協・対外研修基金による2001年度の招へい研修生は応募者11名から3次にわたる選考作業を経て、ロシア科学アカデミー・シベリア支部のスレン=ハンダ・ダシニマエヴナ・シルティポーヴァ研究員に決定した。
シルティポーヴァさんは38歳。モンゴル学・仏教学・チベット学の専攻で、来日後は向こう10ヵ月間、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の中見立夫教授の許で、「日本およびロシアの研究機関に所蔵されるチベット仏教文献の比較研究」の共同研究を行う。
なお本年度の応募者は13件でうち書類不備を除く有効件数は11件。内訳はロシア4、ルーマニア2、ウクライナ、ウズベキスタン、ハンガリー、チェコ、スロバキア各1件の計11名(うち女性5)で、研究分野はほかに物理学、数学、地震学、建築学、医学など多岐にわたっている。
*モンゴル大使合同送別会開く
駐日モンゴル国大使のソドフジャムツイン・フレルバートルさんの激励を兼ねた送別会が9月5日午後6時半から千代田区のスクワール麹町で、日本モンゴル親善協会、日本モンゴル経済委員会など関係諸団体の合同主催により開かれ、国会議員をはじめ各交流団体や外務省関係者ら約250人が出席した。
フレルバートル大使は平成9年2月着任以来4年7ヵ月にわたる勤務を終え、帰国することになったが、過去3回、通算12年を越える日本勤務の経験もある大の親日家と共に日本を知る第一人者であるだけに、一般のモンゴル愛好者も多く、また場所前の旭鷲山や朝青龍も出席、大使を囲んで和やかな歓談が行われた一方で、会場は大使の離日を惜しむ声でいっぱいだった。対文協からは藤井弘専務理事ほか、会員多数が参加した。
なお、大使は帰国後は退官、民間人として日本研究センターの設立に努める予定。
[特 集]
「汚職栄えるロシア官僚社会」
《ツァーとその息子を除いて、皆が》
《「盗賊仲間」とオルガルヒ》
《プーチンの行政改革》
(ブラースチ誌 7月24日号)
《国家公務員250万人は多すぎるか》
[ロシアの新聞・雑誌から]
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