362号(2021・5・25)

[対文協だより]

*『第23回ロシア語検定試験』を実施
 2月13日(土)、2月19日(金)、20日(土)、21日(日)の4日間の日程で、『第23回ロシア語検定試験』を実施した。受験者は入門レベルから第4レベルまで全レベルにかけて応募があり、受験エントリー者数は定員を上回る67名であった。2月13日(土)は新型コロナウィルス感染拡大防止の措置により、直前に都内への移動が制限された団体の受験生の要請に応じて、急遽、出張試験で対応した。また、2月19日(金)、20日(土)、21日(日)の3日間はこれまでと同様に、東海大学高輪キャンパスにて実施した。いずれの日程も新型コロナウィルス感染症の収束がみられない中、様々な感染防止対策を施しての実施となったが、試験は無事滞りなく終了した。
 今夏のロシア語検定試験は、『第24回ロシア語検定試験』を6月27日(日)に、『第25回ロシア語検定試験』を8月13(金)、14(土)、15(日)の3日間の日程で実施する予定である。現在、検定試験の募集を対文協ホームページ(http://taibunkyo.jp/)で行っている。『第25回ロシア語検定試験』の募集期間は2021年7月5日(月)までで、定員は3日間で合計80名。場所は第24回、第25回ともに東海大学高輪キャンパスで行われる。

*第173回研究会を開催
 4月26日 (月) 15時30分から、対文協第173回研究会がオンラインで開催された。今回は慶應義塾大学総合政策学部教授、廣瀬陽子氏を講師にお招きし「ロシアの最近の対外戦略:ハイブリッド戦争を鍵として」と題して講演が行われた。長年、国際政治を専門に、主に旧ソ連地域研究をしてきた廣瀬氏は、近年の研究テーマであるハイブリッド戦争を鍵に、ロシアの最近の対外戦略についての講演を行った。参加者は画面越しに熱心に講演に聴き入った。(本号特集参照)

[特 集]

第173回研究会(オンライン講演会)

 「ロシアの最近の対外戦略:ハイブリッド戦争を鍵として」

         慶應義塾大学総合政策学部教授
         廣瀬 陽子

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ロ米外相初会談 — 静かな対面だけでも成果 <Vedomosti’21.5.21>

◇なぜ米国とチェコだけ非友好国リストに? <Vedomosti’21.5.19>

◇中国「人口爆弾」が世界経済を脅かす <Vedomosti’21.5.19>

◇ロシア中産階級の再生は国家の課題 <Vedomosti’21.5.15>

◇ロシア人の目線から遠ざかるコロナの影 <Vedomosti’21.5.13>