318号(2015・10・30)

[対文協だより]

* タタール文化祭開催に協力

 タタルスタン共和国(ロシア連邦)文化省からの神戸タタールモスク設立80周年記念行事開催要請を受け、日本対外文化協会は、東海大学の協力のもと湘南キャンパスを会場に10月18日・19日の記念コンサートおよび国際学術会議の開催に協力した。コンサートには、在日タタール人を含めて100名超の来場者があり盛況を得た。翌日の、タタールの歴史と日本・タタール関係に焦点を当てた国際学術会議では、研究発表が行われ、活発な議論が交わされた。会議の冒頭、梶井龍太郎東海大学副学長、渡邉隆司日本対外文化協会事務局長が出席者に歓迎の辞を述べた。

* 第137回研究会開く

 10月22日、対文協第137回研究会が霞が関ビル・東海大学校友会館で午後6時から開催された。第137回研究会は環日本海経済研究所名誉研究員・元理事長の吉田進氏を講師に招き、「ロシアの東進政策と日本の対応」と題して講演が行われた。吉田氏はこの9月にウラジオストックで開催された「東方経済フォーラム」に出席し、会議の内容やロシア先進地域発展およびウラジオストック自由港について述べ、また日本の対策につい語った。(本号「特集」参照)

* ガスプロム教育センター代表団が来日

 ロシア・ガスプロム附属教育センターの日本研修団が10月26日より1週間の滞在期間で来日した。代表団は東海大学との協定に基づく学校交流を目的とする研修旅行団で、オリガ・シュレーニナ副校長を団長に中・高校生14名、職員6名の計20名。一行は東海大学湘南キャンパスを訪問、また東海大学付属高輪台高校、東海大学付属浦安高校では、自国の文化紹介を行うなど活発な交流を行った。さらに本年初めての試みとして、「生徒間による学術実践会議」が高輪台高校にて行われた。一行は各地で日本の文化に触れ、11月1日に帰国した。対文協から工藤久栄職員が同行、通訳等の支援をした。

[新刊紹介]

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[特 集]

第137回研究会より
ロシアの東進政策と日本の対策
                 環日本海経済研究所・名誉研究員、元理事長
                 吉田 進

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ プーチン、オバマ両首脳がNYで握手 <VEDMOSTI 9月29日>

◇ ロシアは西側と共にIS空爆に参戦 <VEDMOSTI&GAZETA.RU 9月30日>

◇ シリア政府軍,重要都市アレッポ奪還へ <Kommersant.ru 10月16日>

◇ 電撃外交:アサド大統領モスクワ入り <kommersant.ru 10月22日>

◇ 米ロなど4か国外相,ウィーンで会談 <Kommersant.ru 10月26日>

◇ イランもシリア拡大外相会議に参加 <Kommersant 10月28日>