305号(2014・9・30)

[対文協だより]

* 第129回研究会開く

 対文協第129回研究会は9月10日午後6時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で日本経済新聞国際アジア部シニアスタッフの江頭寛氏を講師に招き、「ウクライナ危機はロシアを変えるのか」と題して講演がおこなわれた。今年6月に著書「ロシア利権闘争の闇-迷走するプーチン政権」を出版した江頭氏は、今回はウクライナ危機のロシアの政治、経済、社会への影響について多角的に解説、参加者の関心を呼んだ。

* ウズベキスタン独立記念レセプション

 ソ連崩壊後新たに独立したウズベキスタン共和国の創立23周年記念レセプションが9月19日午後6時半から、港区のホテルオークラで開かれ、在京各国大使館をはじめ日本側からは政官界、経済界や友好民間交流団体関係者ら約700人が出席、建国発展を祝った。
 会ははじめにファルフ・トゥルスノフ駐日大使があいさつ、「日本とウズベキスタンは民主主義国家として共通の立場にあり、この20年間政治、経済はもとより、文化交流についても友好親善という硬い絆に結ばれてきました。アジアはもとより世界平和のため日本と共に努力いたします」と述べ、会場いっぱいの拍手に包まれた。次いで政府を代表して城内実外務副大臣があいさつ、自民党総務会長で日本ウスベキスタン議員連盟副会長の二階俊博氏による発声で乾杯、歓談交流に移った。
 対文協からは藤井弘顧問のほか会員が出席した。

[新刊紹介]

『ウクライナ・ゲート:「ネオコン」の情報操作と野望』-塩原 俊彦著(社会評論社刊)定価2400円(税抜き)

 ウクライナ危機の本質に迫る一冊。ウクライナ危機は米国の「ネオコン」によって引き起こされたものであって、その帝国主義に欧州各国が追随したという視角から、詳細にウクライナ問題を論じた内容である。    

[特 集]

「ウクライナ危機はロシアを変えるのか」
                      日本経済新聞国際アジア部シニアスタッフ  江頭 寛

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ ロシア9市でウクライナ「反戦行進」 <Kommersant.ru 9月22日>

[資 料]

「中東に出現した危険な「イスラム国」