286号(2013・2・28)

[対文協だより]

*渡邉事務局長がモスクワを訪問

 渡邉隆司事務局長と山下万里子理事が、2月11日から15日までモスクワを訪問し、ガスプロム教育センター主催の国際教育セミナーに参加したほか、モスクワ国立大学と東海大学交流40周年行事の打ち合わせを行った。ガスプロム教育センター国際セミナーでは東海大学付属浦安高等学校の小阪秀王校長が日本の学校教育のシステムや運営についてパワーポイントを使い発表した。モスクワ国立大学ではショーミン副学長、ババエフ国際部次長、オフシャンニコフ東海大学ロシア同窓会支部長らと面会し、今秋モスクワで計画されている両大学交流40周年一連の行事予定について協議した。

*ロシア大使館職員と行く伊豆歴史探索ツアー

 日ロ友好フォーラム21」の提案による「ロシア大使館職員と行く伊豆歴史探索ツアー」が2月16日、17日に実施された。同ツアーにはロシア側からビノグラードフ一等書記官(ロシア連邦交流庁駐日代表部長)のほか大使の子息・令嬢ら大使館職員5名、日本側からは日ロ友好フォーラム21の幹事団体(日ロ協会、日ロ交流協会、ユーラシア21研究所、日本対外文化協会)から約40名が参加した。
 ツアーは両日とも好天に恵まれ、一日目は日ロ交流の歴史の深い沼津市戸田の「宝泉寺」や「戸田造船郷土資料博物館」を訪問。二日目は下田市に移動、「玉泉寺」や「長楽寺」などロシアとの関係の深い場所を訪れた。また伊豆の国市「韮山反射炉」や帰路には河津にて「河津さくらまつり」を見学した。
 訪問先の楠山下田市長や伊豆の国市望月市長らの出迎えを受けそれぞれ地元関係者との交流を行った。参加者はこの2日間のツアーで、日本とロシアの歴史的関係の認識を新たにし、同時に大使館員との交流を深めた。対文協からは平野裕常務理事、渡邉隆司事務局長、工藤久栄職員ら7名が参加した。

*日本ブルガリア協会総会、懇親会開く

 日本ブルガリア協会(松前達郎会長)の第11回総会が2月23日、代々木のブルガリア大使館大使公邸で開催された。総会では2013年度の活動計画および予算案のほかソフィアにおける「日本文化センター」の設立などを審議、承認された。総会に引き続き懇親会が開かれ、新任のゲオルギ・ヴァシレフ大使を囲んで歓談、交流を深めた。対文協からは濱田靖子常務理事、藤井弘顧問、渡邉隆司事務局長らが出席した。

*ロシア大使館職員と行く伊豆歴史探索ツアー

 ロシア要人を迎えての「日本・ロシアフォーラム」(毎日新聞社、ロシースカヤ・ガゼタ紙主催、外務省、日本対外文化協会ほか後援)が2月28日、千代田区九段のホテルグランドパレスで開催された。会議は午前10時開会、冒頭朝比奈・毎日新聞社長、ネゴイツア・ロシア紙社長の日ロ主催者代表のあいさつに次いで、ロシア極東開発担当相兼極東連邦管区大統領全権代表のヴィクトル・イシャエフ氏と日本側森喜朗元総理の特別講演が行われた。とくに森氏は政府特使としてプーチン大統領との会談についても触れ、参加者の関心を集めた。
 午後は資源開発、インフラ、IT・宇宙、文化・スポーツの4分科会に分かれ、それぞれ熱心なディスカッションが展開された。文化・スポーツ分科会では山下泰裕・東海大学副学長(対文協常務理事)がパネラーとして参加、文化・スポーツ交流が日ロ両国の友好促進、平和条約に果たす役目は大きいと述べ、共感を呼んだ。
 同フォーラムには文化・スポーツ分科会を中心に対文協からも事務局スタッフや役員、会員多数が参加した。

[特 集]

◇「ラトビア大使の目から見た日本」
     ラトビア共和国特命全権大使 ペーテリス・ヴァイヴァルス

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 大統領が下院選の選挙制度改正を指示 (コメルサント紙 1月9日号)

◇ 連邦保安局が対ハッカー最前線に立つ (コメルサント紙 1月22日号)

◇ 憲法裁が「集会法」緩和を求める判決 (コメルサント紙 2月日)

◇ 米国が対ロ市民社会協力関係を破棄 (コメルサント紙 1月26日)

◇ 移民取締強化法案が下院に上程さる (コメルサント紙 1月10日)

◇ ネットに「ロシア革命百年祭を」の声 (コメルサント紙 1月11日)

◇ ダゲスタン大統領にアブドラチーポフ氏 (コメルサント紙 1月31日)

◇ ウクライナで記者暗殺事件被告に終身刑 (コメルサント紙 1月30日)

◇ 学食クイーン (論拠と事実 No.51)