280号(2012・8・31)

[対文協だより]

*2012年度ロシア語検定試験実施

 2012年度第11回「ロシア語検定試験」(ロシア連邦教育科学省認定)は8月17日、18日、19日の三日間、港区高輪の東海大学高輪校舎で行われた。今年から従来の主催者である日本対外文化協会ロシア語検定試験実行委員会に加え、東海大学も主催者として加わることになった。
 今回の検定は入門レベルから第4レベルまでの6段階に加え、子供のためのロシア語検定試験10-18歳の基礎レベルとロシア語コミュニケーション能力検定試験6-10歳が国内で初めて実施された。受験者は子供を含めて103名、合格率は63%だった。

*第24回日ロ学生会議が無事終了

 第24回日本・ロシア学生会議(日ロ友好フォーラム21助成、日本対外文化協会ほか後援=飯野智仁・実行委員長)は8月14日から27日までの二週間の日程で開催した。ロシア側から19名(ウラジオストク組10名、ハバロフスク組9名)、日本側は17名が参加、渋谷区恵比寿の地域交流センターを会場に経済、政治、文化の3分科会に分かれ、「極東ロシアとの経済関係」、「両国の民主主義の比較」、「伝統文化のイメージ」をそれぞれのテーマで討議、意見交換を行った。16日には日本・韓国学生会議との交流を行った。
 会議のほか特に文化班では、ロシア側が茶道をはじめ国立博物館や三鷹の森ジブリ美術館などを見学、日本の伝統文化に強い関心寄せ、27日帰国した。

[特 集]

◇ 「プーチンの故郷ペテルブルグの悲嘆」

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 「外国エージェント」申告を義務付け (コメルサント紙 7月14日)

◇ 女性パンク・ロック”Pussy Riot”裁判 (コメルサント紙 7月31日)

◇ バストルィキン捜査委が全重犯罪を担当 (コメルサント紙 7月17日)

◇ 首相が極東・東ボスフォラス湾橋を視察 (コメルサント紙 7月3日)

◇ ロシア・キルギスの基地交渉続く (ブラースチ誌 7月30日号)

◇ モスクワの夏〜2010年の再来はあるか (論拠と事実 No.32)