270号(2011・10・31)

[対文協だより]

*第106回研究会開く

 対文協の第106回研究会は講師に警察庁長官官房国際課国際協力室の原幸太郎室長を迎え、10月19日午後6時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で開催。原氏は警察庁入庁後、在タイ王国大使館一等書記官、沖縄県警本部、秋田県警本部で要職を歴任され、また2009年からこの8月までの経済産業省通商政策局ロシア・中央アジア・コーカサス室長としての勤務をふまえ、「我が国とロシア・中央アジアを巡る二国間通商関係の現状と課題」と題して講演、日ロ及び中央アジア諸国との通商の現状と課題にメスを入れ分析、参加者の関心を呼んだ。(次号に掲載予定)

*子供のためのロシア語検定試験説明会を12月11日に開催

 日本対外文化協会は、従来のロシア語検定試験に加え、3歳から17歳くらいまで子供を対象にしたロシア語検定試験を2012年度から実施するのに伴い、ロシア語を学ぶ子供たちの保護者のための説明会を下記の要領で開くことになった。

=子供のためのロシア語検定試験説明会=

◇日時:2011年12月11日(日曜日)14時から16時(無料)  
◇場所:霞が関ビル35階 東海大学校友会館「相模の間」 
  ※関心のある方は対文協の事務局までお問い合わせください

《新刊紹介》

◇『検証 キルギス政変-天山小国の挑戦』I、II、III
 浜野道博著(東洋書店刊、定価2400円税別)
 2010年4月中央アジアの小国で起きた政変が先駆けになってイスラム世界に激震が走っている。はたしてキルギスでは何が起きたのか。アフガニスタンにつらなる旧ソ連の辺境でアメリカとロシアの外交が衝突している。玄奘三蔵が来たりて1400年、キルギスの美しい自然とやさしい人々の客人となった著者が昨年の政変を語り、この地域の将来を展望する。2011年9月27日発売。AMAZON、全国の書店ないし東洋書店への注文にてお求めください。

東洋書店への注文は電話(03-3269-2961)、ファックス(03-3269-2110)、Eメール:
info@toyoshoten.co.jp

[特 集]

◇ 「ロシアから見える日露経済関係と今後の展望について」
            ― 独立非営利法人 日本センター前所長 朝妻 幸雄 氏 ―

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 双頭(タンデム)政治治体制の終焉 (ブラースチ誌 10月3日)

◇ 共産党はより赤色化と大衆扇動を強化 (コメルサント紙 9月26日)

◇ 自民党は「ロシア人擁護」を打ち出す (コメルサント紙 9月14日)

◇ ミロノフ「公正ロシア」党首に弔意の花輪 (コメルサント紙 9月17日号)

◇ プロホロフ党首が「正しい事業」を去る (ブラースチ誌 9月19日)

◇ チェルノブイリ観光  (論拠と事実 No.35)

◇ ロシアが誇れるもの (論拠と事実 No.40)