267号(2011・7・28)

[対文協だより]

*大使に聞くシリーズ第2回開く

 対文協第103回研究会は“大使に聞くシリーズ”第2弾として7月19日午後6時から霞が関ビル・東海大学校友会館で、カザフスタン共和国のアクルベク・カマルディノフ特命全権大使を講師に迎え行われた。大使は流暢な日本語で「カザフスタンと日本の関係およびカザフスタンの国際社会に対する貢献」と題して約1時間講演、注目の原発問題については、参加者からの質問に対し、「核兵器による悲惨な影響をうけたカザフスタンと日本は協力して核拡散と安全性に対して具体的な提案を提供する道義的な権利をもっている」と語り、さらにセミパラチンスクの核実験場閉鎖20周年を記念して開く「核兵器のない世界」をテーマとした国際フォーラムに日本側の積極的な参加を期待したいと述べ、参加者の関心を呼んだ。

*東海大学国際教育センター日本語教育特別講座終了式

 東海大学の学術交流協定に基づき同大学国際教育センター日本語教育特別講座で研修していたモスクワ大学、フンボルト大学、ベネチア大学からの留学生12名の終了式が7月22日に同大学湘南校舎で行われ、ロシア大使館からアレクサンドル・フラモフ参事官が出席、対文協から藤井弘顧問、山下万里子理事、渡邉隆司事務局長が出席した。式後には同大学日本語別科終了の会が行われ、各国の留学生が集い、和やかな雰囲気で会は終了した。

[特 集]

◇ 「プーチン大統領復活へ「国民戦線」結成」

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇ 大統領は依然、再選出馬に沈黙を守る (コメルサント紙 6月21日)

◇ 首相、パリで大統領同様リベラルを強調 (コメルサント紙 6月22日)

◇ 「正しい事業」党がプロホロフ代表選出 (コメルサント紙 6月27日)

◇ 上院議長にマトビエンコ知事起用へ (コメルサント紙 6月25日)

◇ 野党「人民自由党」が登録拒否される (コメルサント紙 6月23日)

◇ ホドルコフスキー受刑者はカレリア流刑 (コメルサント紙 6月16日)

◇ チェチェン不祥事犯ブダノフ大佐暗殺される (コメルサント紙 6月11日)

◇ サハロフ夫人、エレーナさん死去 (ブラースチ誌 6月27日号)