154号(2002・3・10)

[対文協だより]

*オーラルヒストリー聞き取り調査実施

  日露オーラルヒストリーの会(対文協主宰)は3月2日午後3時から、木村明生代表委員ら4名による第25回聞き取り調査を行った。今回の証言者は白系ロシア人医師のえヴゲニー・アクショーノフさんで、1月に次いで2回目の聞き取りを行った。高齢のアクショーニフさんは、ロシア貴族であった父親が反革命軍に投じ、ハルビンへ脱出された戦前の軌跡を中心に2時間にわたって語ってくれた。(出席者:木村明生、木村晃三、米重文樹の各委員、長島七穂幹事)


*日本モンゴル国交樹立30周年祝賀会開く

  参議院議長の招きで来日したS・トウムルオチル国会議長を団長とするモンゴル国会代表団の歓迎を兼ねた「日本モンゴル国交樹立30周年記念祝賀会」が2月21日午後6時30分から、千代田区のホテルニューオータニで開かれた。

  レセプションには衆・参国会議員をはじめ民間友好団体の会員や関係者ら約600人が出席、主催者を代表して海部俊樹元総理(日本モンゴル友好協会会長)のあいさつに次いで、来賓の川口順子外務大臣があいさつ、片山虎之助総務大臣から「日本・モンゴル外交関係樹立30周年記念」の記念切手の初刷シートがトウムルチ議長に贈られ、約1時間半にわたって歓談、友好の輪が広がった。


*ロシア連邦「祖国防衛の日」レセプション

  ことしから正式にロシアの祝日に加えられた「ロシア連邦防衛の日」のパノフ大使主催による祝賀レセプションがロシア連邦大使館で開かれ、対文協から役員が出席した。

[特 集]

◇  プーチン改革後の連邦会議(上院)
 ◎  クレムリンとの関係は主(あるじ)と従業員
 ◎  下院との関係は打算の結婚
 ◎  地方行政との関係はお互い仲間内
  (ブラースチ誌 5号)

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇大統領、オルガルヒヤと個別に対話 (コメルサント 2月22日)

◇元国防相、反シオニストに立ち上がる (コメルサント 2月26日)

◇テレビ局は誰のもの (論拠と事実 8号)

◇今や1千万人が「中流層」 (論拠と事実 4号)

◇教師は再びストライキに (論拠と事実 4号)
 ◎  誰が悪いのか

◇ロシア人の親日感情 (イズベスチヤ 2月22日)

◇米の対テロ戦と露の科学企業 (イズベスチヤ 2月22日)

◇ロシア軍改革の課題 (モスコー・ニュース 5号)
 ◎  兵役義務を逃れる若者の増加
 ◎  日程に上る代替兵役法の採択

[資 料]

◇  日ロ関係についてのロシア紙報道
 ◎  田中真紀子外相の辞任  (ブラースチ誌 4号)
 ◎  南クリルに霧立ちこめる  (共同新聞 7号)
 ◎  日本共産党、親ロ的な議員を非難  (モメルサント 2月16日)

[焦 点]

◇  外交は国民的団結の上で
   (対文協常務理事 加藤順一)