141号(2001・2・10)

[対文協だより]

*新春特別講演会と2001年賀詞交歓会開く

  新世紀のスタートを祝う新春特別講演会が1月30日午後5時から、霞が関ビル・東海大学校友会館で開かれ、松前達郎会長が「21世紀の展望-激動の20世紀を振り返って」と題して約1時間にわたり講演を行った。会場は約100名で満席、教育者・科学者から見た20世紀を各分野にわたって総括、新世紀に望む新たな選択と期待感を語り、深い感銘を与えた。(講演要旨は「文化交流」別冊に掲載予定)

  この後引き続き会場を「阿蘇の間」に移し「2001年賀詞交歓会」を開催した。特別講演会参加者をはじめ各関係団体役員、マスコミ関係者および、恒例となった在京のロシア連邦をはじめブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、チェコ、中国ほか7大使館から大・公使、参事官ら120名が出席した。松前達郎会長のあいさつに次いで、来賓の櫻内義雄・日ロ友好フォーラム21会長があいさつ、ドブロボリスキー・ロシア臨時大使の発声で、新世紀を祝って乾杯、2時間にわたって歓談した。   


*松前会長受章祝賀会

  昨年秋の叙勲で勲1等瑞宝章を受章した松前達郎会長(参議院議員・東海大学総長)の叙勲を祝う会が1月15日午後6時30分から港区のホテルオークラ・平安の間で行われた。当日は東海大学学園関係者や対文協関係者はもとより、教育界、政財界、スポーツ界から会長と関係の深い約1300名が出席した。

  会は来賓の各分野の代表として井上裕・参議院議長、西澤潤一・日ロ交流協会会長、鈴木勝利・電気連合委員長がそれぞれあいさつの後、松前会長が謝辞、「この度の受章は各分野における私の活動をご理解、ご支援をいただいた皆様の代表として受け取ったもので24年間にわたる議員活動をさせていただいたが、今後は教育を中心に、また国際交流により一層の情熱を注いで活動を展開していきたい」と述べ、今夏政界からの引退を明らかにした。この後、牧野直隆・日本高校野球連盟会長の音頭で乾杯が行われ、約2時間にわたり、松前会長を囲んで歓談が続いた。


*日露オーラルヒストリーの会

  日露オーラルヒストリーの会は1月27日作業部会を行い、これまで延べ20回(18名)にわたって行った聞き取り調査のまとめについて打ち合せを行った。その結果、このうち11名分を「日露オーラルヒストリー第1集」として上梓することを決めた。

  なお昨年は11月16日に日ロ・フォーラム2000の会議に参加のため来日したミハイル・M・スドウ氏(国際環境・政治大学教授・ロシア21世紀委常任委員)、同23日に元満鉄調査部の丹羽新一郎氏からそれぞれ聞き取り調査を行った。 

[特 集]

「大統領、州知事と硬軟の駆け引き」

[ロシアの新聞・雑誌から]

◇公務員の給料引き上げ:だれが、いくら?  コムソモリスカヤ・プラウダ

◇◇ロシアの教育改革   共同新聞42・47号
  1.進学事情
  2.改革への序章
  3.学費と奨学金
  4.学内改革への努力

◇モスクワからの公式招待を待ちあぐねるローマ法王  イズベスチヤ

◇プーチン大統領、ロシア科学の旗振り役に  イズベスチヤ

◇グドリン副首相へのインタビュー  論拠と事実

◇2001年の物価はどうなる?  論拠と事実